
前回読んだ続きです。巷ではついこないだ3巻も出たばかりで、そちらも読まねば・・・(笑)。
さて、1巻ではカルチャーショックを受けた本格魔法少女シリーズですが、今回は実に無難にまとまっています。つ~か、あまりに無難過ぎて、いささか意外でちょっと残念でした。
紆余曲折あると、人は丸~くなってしまうのね。ちょっと悲しい・・(涙)。覇気が無かったりする、いろんな意味で。読む楽しさが半減しないように詳しく書きませんが、今回は個々の当事者よりも舞台たる「魔法のある世界」設定の説明とかにポイントが置かれています。まあ、それはそれで知りたいことでもあるので良いのですが、あくまでも「シリーズ」全体を意図しての本書の位置付けなので、絶対に一巻から読んで下さいね! これ、西尾氏の本のお約束みたい。
りすかは、以前より更にちょっと可愛くなったし、挿絵も個人的には今回の方が好き。でも、1巻と比較するといささか休憩している巻でしょう。前回のフルパワーは出てきません。まあ、これは続巻にメリハリを持たせる為に巧妙に計算されたストーリー構成かもしれませんけどね。
1巻面白かったら、読んどきましょう♪ で、3巻に期待をつなげる。そういった感じです。勿論、普通には面白く読めますよ。驚愕はないけど。
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