2007年03月18日

「インストール」綿矢 りさ 河出書房新社

良く知りませんが、なんとかという賞を取った作品です。映画にもなっていたと思います。書店で平積みされている時にパラパラと頁をめくりましたが、その際には読むに値しないと思って二度と手にしたことがありませんでした。

今日、図書館で他の本と間違えて手にとってしまったついでに、30分ほどで読んでみました。

まあ、ある意味ここまでくると絶句しますね。これ読むなら、ゴーストライターの書いたタレント本を読んだほうが面白いと思う。これを本として出版した出版社さんと編集者さんに賞をあげるべきではないかな? 逆説的な意味ですけどね、勿論。

つまらないし、若者らしいどこまでも澄み切った透明感や鋭利で傷つき易い、キラリと光るガラスのような感性のカケラもない。この小説の価値ってどこにあるのか、私には理解できません。単純に稚拙、幼稚としか感じられないんですけど・・・。これ読むなら、桜井亜美とかでも読めって! 三島由紀夫の「花ざかりの森」を見習えって!

せっかく年齢が若くてもさあ~、小学生が書いた作品なら評価するけど・・・。高校生でももっと素敵な文章を書くしなあ~。

しかも内容が陳腐過ぎて耐えられない。私は一切、嘘の無いメールだけで半年とか一年間ぐらいメル友から、女性だと勘違いされていたことあったけど、ここに出てくるようなアホは知らないぞ~。ただ、何故か英語やチェコ語やイタリア語など語学が堪能な人か、美大関係者が多かったけど・・・不思議だ?

私の知り合いの方達の方がよっぽど変わってる人だと思う。私はごく普通の人でしかないが・・・。

高校生のゆる~い日常を描くにしても、甘ちゃん過ぎてるうえに視点がずれててセンスを感じない、こういうのは大嫌い! もっといろいろあるでしょうに、コミケ行くとか、合コン行くとか、マクドでバイトして人生を軽~く浪費してみるとかさあ。もっと危険で怪しげなバイトするとかさあ~(冗談です)。

ああ、本そのものに引きずられて感想がグダグダになっている。すみません、私のまでいつも以上に駄文になってしまって。こんなの読むなら、漫画読みましょう。漫画喫茶で、はるかに水準の高い読み応えのある作品がたくさんあります。誰かさんのブログの記事みたいな内容を本で読む必要はないかと思うんですけどね・・・。わざわざお金払ってまで。

私の感性からは、強い拒絶反応を覚える作品でした。でもね、きっと10年後、20年後には誰も覚えていない忘れ去られた作品だと思うんだけどなあ~。私の感性が異常なのか、時代についていっていないのかは、やがて分かることでしょう(笑)。

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ラベル:小説 書評
posted by alice-room at 15:41| 埼玉 ☀| Comment(3) | TrackBack(0) | 【書評 小説A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最新作の『夢を与える』は読んでいませんが、第38回文藝賞の『インストール』と第130回芥川龍之介賞の『蹴りたい背中』は読みました。
ちなみに『インストール』は、受賞はしませんでしたが、三島由紀夫賞候補にもなりました。
僕の感想では、高校生にしては、良く書けているという感じでした。確かに、後半になるとつまらないのですが、前半はわりと面白かったです。
島田雅彦が絶賛したそうですが、この小説は、普段は本を読まない若い人と、僕のようなへそ曲がりにはわりと受けたようです。(笑)
ただ、世界観が狭いという欠点があるので、今後作家として活躍できるかは、未知数だと思います。
Posted by lapis at 2007年03月18日 22:42
> ちなみに『インストール』は、受賞はしませんでしたが、三島由紀夫賞候補にもなりました。

そうなんですか、全然知りませんでした。世間的に評価されているんですね。私の感性が、もう時代に合わないのかもしれませんね。いやあ~歳なのかもしれません・・・(ヤ、ヤバイかも?) 実際、他の書評を本読む前に見たときは好意的なものの方が多いように感じました。

でも、私の感性にはどうやら合わないようです。私自身の思い入れが有り過ぎるのかもしれませんが、若くして本が出るくらいだから、知識的なものは期待できないものの、既存の作家では描けない、有り得なかった『感性』の鋭さを期待したいたせいかもしれません。ある意味、私が一番苦手・嫌いなタイプだったので拒否反応が過剰に出たのかもしれません。う~ん???

もっとも、私自身が偏ったジャンルの本(ベストセラーはごく一部)しか読んでいませんし、読み方自体もだいぶ偏向しているのも事実なので私の感想がどこまで普遍性があるか怪しいですね。ただ、個人的にはこれは私が読みたい本ではないなあ~と思ってしまいました。

逆説的ですが、どうりで私が読む本は、基本的にどれもマイナーなものばかりだと納得しちゃいました(納得&納得)。
Posted by alice-room at 2007年03月18日 23:53
はじめまして。
大変参考になり興味深い膨大な書評に出会い、狂喜しつつ拝見しております。
ほぼストライクゾーンで、アマゾンのお気に入りリストが一気に膨れ上がりました。感謝しています。
そしてこちらの書評に激しく同意しまして、ついに書き込ませていただきました。
同感です、いろいろと。
これからも楽しみに拝見させていただきます。
Posted by willy at 2014年06月19日 14:18
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