2013年07月14日

「旅名人ブックス56 フランドル美術紀行」谷 克二

今度の10月にようやく遅い夏季(?)休暇を取るので、それに合わせてベルギー関係の旅行資料を集めていて見つけたもの。

非常に勉強になることが多かった!
リネンのレースや、カール5世の生まれたのが行こうと思っているゲントだったことなど。

去年かな?bunkamuraで見たブリューゲル展良かったけれど、そっかブリューゲルってベルギー出身だったことも忘れていました。

ルーベンスもそうですが、定番のファン・エイクも見たい作品がたくさんありそう。
ブリュージュのステンドグラスについては別な観光本で興味ありましたが、見てみたいですね。

壊れたステンドグラスの修復に関しての記事ですが、初期のガラスの品質が不均一な方がより複雑な光の味わいがあり、荘厳さが勝るという見解には大いに同感です!

大変繊細で色彩鮮やかな中世後期以降のステンドグラスも美しいのですが、シャルトル・ブルーに勝るステンドグラスなぞ、私には想像も出来ません! シェジェールの思い描いた『光の形而上学』を具現化する物質として、現代のガラスは負けていると思いますので・・・。

まあ、それはおいとくとして、このフランドルという土地の持つ歴史や文化などを上手に説明されていて、大変勉強になりました。また、具体的な美術館や建物をそれと関連させて紹介されているので、見たいという欲求が大いに刺激されました!!

旅行に行かれる前に読んでおくと良い本かと。
図書館で借りて読みましたが、バーゲンで安くなっていたこともあり、速攻、新たに購入しました。
旅行の際にはもって行こうっと!
【目次】
第1章 ブリュッセル
第2章 アントワープ
第3章 ゲント/ブルージュ
第4章 フランドルの小さな町
第5章 フランドル美術を深める

(amazonリンク)旅名人ブックス56 フランドル美術紀行
posted by alice-room at 13:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 美術】 | 更新情報をチェックする
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