2013年08月04日

「中世の秋の画家たち」堀越 孝一 講談社

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フランドル絵画について関心があり、適当な類書が無くて読んでみました。
この著者の書いた本で良かったものって一冊も無かったはずなので、散々迷ったのですが、いい本が無くてねぇ~。

結果、少し読んでやっぱり、読む価値がないので読むのを中止しました。

目次は面白そうでそそるのだけれど、最初から著者の自分勝手な独り言ばかりで、一般的な説明もなく、しかもその独り言も、共感できない完全な個人的な感想や思い付きの域を出ず、端的にひどい内容。

別にエッセイであれば、それについてとやかくいう気はないけれど・・・・これを講談社学術文庫に入れたら駄目でしょう。本にする価値さえ、見出せませんが・・・・。

まずは当たり前の説明が出来るようになったうえで描いて欲しいですね。仮にも専門家であるならば。私には要らない本でした。
【目次】
ファン・アイク兄弟―万聖節の宵宮
ヤン・ファン・アイク―空間の呪縛
ペトルス・クリストゥス―小さな和みの空間
ロヒール・ファン・デル・ウァイデン―力を帯びた場
フーホ・ファン・デル・フース―色蒼ざめた沈んだ空間
ハンス・メムリンク―均斉と不動
ディーリク・ボウツ―風景のなかの衣裳
ヘールトヘン・トート・シント・ヤンス―塑像のある風景
ヘラルト・ダフィット―硬直と緩解
クェンティン・マッシース―永遠の再‐演者
ヒエロニムス・ボッス―日常の裏側
絵の空間
中世の秋の画家たち (講談社学術文庫)(amazonリンク)

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posted by alice-room at 23:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 美術】 | 更新情報をチェックする
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