2013年09月07日

「「自己啓発病」社会」 宮崎 学 祥伝社

最近は一時流行ったような自己啓発至上主義やキャリア・アップ志向は影を潜め、
利己的な歪んだ個人主義の主張が見られなくなったら、今度は目先の資格ではなく、
やれ教養を磨け、本を読めとか、しょうもない煽りがビジネス誌等で散見される。

そんな中、まずはそもそもの自己啓発を否定的に捉えるタイトルが目に付いて買っ
てみた。

で、中を読んでみたのですが・・・・。

なんかね、相互補助とか助け合いとかその手のばかりを肯定し、賛美し、かつての
民主党のようにみんなで小市民的利益獲得に終始したミクロ的視点ばかりで、国富
の増加とかマクロ的視点は一切、考慮していない。

分配する取り分の大きさばかりに目がいって、そのパイを大きくする方は誰か他の
人にお任せっとも読み取れてしまう。

なんか、自己啓発を批判するのではなく、本題を微妙にすり替えながら政治批判を
して、いつのまにか政権批判になっているので、おかしいなあ~と著者の経歴を見
たら納得しました。筋金入りの「左」の方でした。

これは思いっきり偏見かもしれませんが、少なくともこの手の経歴の人物の書いた
ものなら、その時点で読むに値しません。過去の読書経験上。

知ってら、こんな本買わなかったし・・・・。

ただ、物を知らない人が読むと、一見すると論理的に見えてしまうから、信じてしまう
人がいるかも?前提の知識が無いとね。それこそ、常識があれば、論理を構成する前提
事実があちこち間違っているので、論理破綻にすぐ気づくかと。

例えば、「労働は奴隷の仕事」とかね。
中世のキリスト教を持ち出すなら、もう少しお勉強されてからの方が良いかと。

現世の秩序・制度等を全てを神の作ったものとして肯定するカトリックでは、各人の
職業(領主、騎士、僧侶、農民、職人等)は神の定めたものとして当然、肯定し、その
職業を粛々と行うことが求められるのだから、それこそノブリス・オブリージュ

【目次】
1 「セルフヘルプ」という病
2 ゆがめられた『自助論』
3 自助と互助と共助
4 「勤勉」と「成功」の終わり
ラベル:書評 自己啓発
posted by alice-room at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック