何よりもファティマの奇跡にまつわる事柄を事実ではなく、著者による勝手な推測で文章を書いていてかなり悪質。ほとんど(劣悪な)小説のレベルまでいってます。で、当然、この当時は分からなかった第三の予言の内容を、これまた勝手な思惑でああだこうだと述べています。
よせばいいのに、ユング心理学まで持ち出してまさに牽強付会。で、最後にはいつものパターン、地球外高等生物が人類が自滅するのを哀れに思い、それを防ぐ為に受け入れられ易い聖母の形でメッセージを伝えたとか言い出す始末(ハイ、ハイ、そこ拍手!)。
しかし、ヒドイ話もあったもんだ…。まさかまだ売っていないと思うけど…。あっ、売ってる?売れ残ったんだね、きっと(笑)。まあ、いいけど。
そうそうバチカンが配布したファティマの予言のダイジェストを入手したと大見得切って、もっともらしく解説してるけど、一介のエセ・ジャーナリストが入手できるとはそもそも信じられません。どこぞの情報部ならまだしも…。勿論、現在正式に公表されているのとも違っていて、いつもの空想出鱈目小説ってとこです。
こういうのが本になるのだから、現代は素晴らしい平和な時代です。うん、良かった&良かった。しかし、恐ろしいほど情報としての価値が無いなあ~(絶句)。まあ、それを飛ばし読みしてる私も私だけど…。まあ、息抜きも必要だしね(言い訳)。
ファティマ・第三の秘密―人類存亡の鍵を握る 法王庁が封じ続けた今世紀最大の予言(amazonリンク)
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