


このラノベが~の大賞受賞作。
というのは、正直、全く期待していなかったわけですが、想像以上に面白かったです!
ラノベ全開モードのタイトルで、読む前にいささかヒキ・モードに入っていましたし、その世界設定の「バグ」とか「ディレクトリ」とかいう表現に、相当、萎えさせられたのも事実ですが、それ以上に人物描写の表現力はなかなかだと思います。
ヤンデレっぽい、ハーレム学園物。
というと、もうそれで終わってしまう感のある、まさにラノベの王道、キング・オブ・ラノベ、っぽくなってしまって、誰も読まなくなってしまいそうですが・・・、それでも本作シリーズは面白いです。
まだ3巻までの途中ですが、シリーズとしてテンションも落ちないまま続いていて、私は好きだなあ~。
同時並行で「きみとぼくの壊れた世界」、「魔法少女りすか」1・2巻を再読してますが、今の日本ではやはりラノベしか読むの無いんじゃないかと? 読み物としては、いわゆる小説やミステリ、SFよりも面白いと思うのだけれど・・・・偏見無しに。
まあ、それは置いといて。
美少女がたくさん出てくるし、巨乳や貧乳、眼鏡っ娘に幼馴染、義理の美人母に、義理の可愛い妹まで出てくれば、それだけでも楽しいでしょう。職場には異性が多くて、正直、仕事でいっぱいでそんな感じでもないし、若い独身少ないし・・・・って、オイオイ。
はあ~、学生に戻りたい・・・・。
自由な時間、欲しい(切実!!)。
主人公は割と暗い過去を持つ顔は悪くない系だが、誰でも彼でも性別が"女"であれば、くどいてしまう病気持ち。だけれども誰にでも優しく、喧嘩も強いという、まさにラノベ補正のかかった主人公。
かつてのラブコメの主役みたいなもんです。
時代を超えても王道は強いです。
そこに今時の時代の風潮らしく、とにかく戦いを避けて、逃げ回る一方で究極の自己犠牲で自己満足しちゃう、まさに今時のヒーロー像を具現化しちゃってたりします。
モテモテな僕は世界まで救っちゃうんだぜ (このライトノベルがすごい!文庫)(amazonリンク)