
そんな感じの粗筋にひかれて見たのですが・・・。えっ、これ・・・て!
ほとんどダ・ヴィンチ・コードの世界ですよ。間違いなく!!
いきなり冒頭まもなくレンヌ=ル=シャトーが出てきちゃうし、マグダラのマリア教会のあの有名な入口の像も出てくるし…。ありとあらゆるところに、マニア心をくすぐる仕掛けがありますよ~。エジプトキリスト教会のコプト十字も出てくるしさ、P2とかまで出てくるとは…いやあ、やられましたってカンジ。
肝心なストーリーや映画としての面白さは、最後でこれからがようやく開始!みたいな流れで終わっていて、続編作らないと~と思わせるので微妙なところですが、個人的には結構好き!!
でも、ある程度の基礎知識ないとこの映画の本当の面白さは分からないと思います。ダ・ヴィンチ・コードの本を読んだだけでは、全然足りません。「レンヌ=ル=シャトーの謎」やバチカン関係で現実に取沙汰されている政治的・社会的問題を背景的な知識として知らないとツライ。知っている人が知っている人に向けて、ニヤニヤしながら、ほらっコレ分かる?ってな感じで内輪向けのウケ狙いで作ったような映画かも?表現に問題があるかもしれませんが、オタクはオタク向けに作ったカンジですねぇ~。
だから、一般の人にはなんか意味深だけど分からないまま、ドラマが進み、一見すると非常に表面的なストーリーだけで分かったような気になりますが、それはこの映画の本質ではなさそうです。その表面的なシンプルなストーリーの裏側に、この手の事を知っている人が見ると、ああ、あの事を暗喩してるんだね、っと分かる仕掛けになっています。そこが逆に好きな人にはたまらなく嬉しいかも? 私はもうニコニコしながら、おお~あれだ、あれだと一緒に見てる人と頷きあいながら、喜んでましたもん。ストーリーはさておき(笑)。
オタクの作るアニパロ同人誌的なノリですね。はっきり言ってしまうと。でも、そういった場合にありがちな、失敗や破綻にまではなっていません。ダ・ヴィンチ・コードを少~しだけ深く知っている人なら、きっとニヤリとできますよ。そういった人限定でお薦め!!
ダ・ヴィンチ・コードより、本質的にダ・ヴィンチ・コードらしいかも?
いやあ~、こんな映画あったんですね。イギリスかやはり。アメリカでは、こういったものは作れないからね、納得。あっ、ご覧になる方は、P2やタウ十字、コプト十字、レンヌ=ル=シャトーとかは、少し予習してあるときっと楽しめますよ~。
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法王の銀行家 2002年の映画
「ダ・ヴィンチ・コード」と「ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く」を読んだ位では、駄目かな(笑)
よし、今度は「レンヌ=ル=シャトーの謎」を読んでみよう!
そうそう、天使と悪魔、英語で読破されたんですね。英語だとまた違った面白さがありそうですね。私は、最近マグダラのマリアにはまっていて、日本語の本はだいたい読み尽くしたようなので、最近英語の本で探しています。
昨日も買ってしまったけど、読めるのだろうか??? まあ、好きな本だから、なんとかなるでしょうが・・・。安易な私です。
薔薇の名前ですが、しばらく本を置いておくのもいいんですよ。発酵して読み頃になってきます。ワインじゃないんだから・・・(爆笑)。
すみません、私は未読の本があちこちに山積みだとついつい、読み頃まで寝かせてるんだと言い訳してるもんで。
でも、感想はのんびりと期待してま~す。
たしか「ダ・ヴィンチ・コードの謎を解く」にもその話しが出て来ましたよね。
もし読むのだったら原書でチャレンジしてみたいんですが、レベル的にどうなんでしょう?まだまだ辞書が手元にないと1頁も進まない程度の英語力なので。。。
今、簡単かなと思って読み始めた「The Clan of the Cave Bear」に相当手こずっているのですよ(爆)
いずれにしても 薔薇の名前 かなり熟成が進みそうですね。^^;
地名や人名とか固有名詞がまず多いです。私の場合ですが、英文で読むときに一番分からないのがその区別なもんで…(苦笑)。
直接、英語版を見ていないのでなんとも言えないのですが、訳から見る限りでは、きちんとした文章ですが、とにかく量が多くて読んでいて飽きてくるかも? 日本語で退屈だと、英語の時ってもっと辛いかもしれません。
私の英語力では(3年前、TOEIC680前後)挫折してしまいそうな感じです(情けない話ですが…)。
老婆心ながら、もし読まれるなら相当、決意されてからの方がいいかもしれません。すみません、あまり訳に立たないアドバイスで。
実は、もう2,3日すると私もChristianity's Black Goddessという本が手元に来るのですが、読めるのか不安だったりします。最近、根性が無いもんで…。