2007年04月13日

「銭湯の謎」町田忍 扶桑社

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この本は、まさに役に立たない雑学以外の何物でもないのだが、なんとも言えず味がある。とっても面白い本だったりする。

何故、銭湯の建築が神社仏閣のような作りなのかから始まり、坪庭や脱衣籠の形状、ペンキ絵の題材や発祥、タイルなどなど。実にどうでもいいことだけど、銭湯に行ったことがある人なら、そういわれてみると・・・気になる?そんな情報が実に豊富に詰まっています。

個人的にはケロリン桶についての詳細な話がヒット! 今でも地方の温泉場とかでも見かけるのですが(先月使ったし、私)、なんとなく好きなんだよねぇ~。とにかく、日本情緒がたっぷり詰まった一冊です。

都内の温泉と言えば、筆頭に上がる黒湯なども出てくるし(私も時々入るけど)、銭湯の独特の縁起担ぎの彫刻や絵って大好きなんですよ~(満面の笑み)。この手のノリの好きな人には絶対嬉しい本でしょう。TVの「タモリ倶楽部」のノリです。そう、まさにアレ! タモリ倶楽部でやっていた銭湯の掃除の話も出てきますよ~。

ただ、残念なのはせっかく銭湯の持つ素晴らしい彫刻やタイル絵やペンキ絵を紹介しておきながら、写真がほとんどなく、あっても白黒で全然駄目。これは致命的にイタイ。ほんと、この本の説明に豊富なカラー写真がついているならば、絶対買いの一冊なんだけどねぇ~。う~ん、もったいないです。

それと最後の「銭湯自分史」の空白。編集上、余った頁の処理かと思うがこれ最低&不要。自分が銭湯の感想をメモする項目まで、あれこれいうのは余計なお世話以外の何物でもない。編集者もちょっと考えたらと言わざるを得ない。残念です。

あっ、でもね、私が江戸たてもの園で写真を撮った昔懐かしい銭湯も紹介されています。やっぱりあの建物素晴らしかったもんね!納得です。また、銭湯行きたくなってきたなあ~。
【目次】
第1章 銭湯の歴史
第2章 銭湯の建築
第3章 銭湯の雑学
第4章 銭湯自分史
銭湯の謎(amazonリンク)

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ラベル:銭湯 書評
posted by alice-room at 20:04| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 【書評 未分類A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「失われた時を求めて」ではないですが、銭湯の戸をあけた瞬間の香り(?)と音。
子供時代の思い出が・・・思いっきりセンチメンタルになれます(笑)
でもって、今回お彼岸に菩提寺を訪ねて改めてわかったんですが、銭湯のほかにも思いっきり好きな香りがあったんです。
それはお寺の抹香臭さ。いいなあ~
Posted by OZ at 2007年04月16日 05:41
いいですよねぇ~風情のある銭湯って。お寺のあの独特の香り、古くて黒光りする柱とあの香りは非常にいい取り合わせですよね。同感です!
Posted by alicde-room at 2007年04月16日 22:21
銭湯は昔と随分変わったような事を聞きますが、まだ自分の目で見ていないのです。
面白そうですね。
番台にお金払って。。。籠を貰って荷物を入れてって、あんなのまだあるんでしょうか?
Posted by Seedsbook at 2007年04月18日 02:24
籠が置いてある所なら、まだ地方に行くと結構ありますよ~。先月、伊東の温泉(共同浴場)に行ったら、住民の方が交代で番台の席についているようでした。籠はなかったですけど、そこ。

まだまだ日本にも情緒はたっぷり残っていますよ~。10年前くらいの記憶では、何気に混浴の温泉に入っていたら、異様に若い女性が入ってきてこちらがビックリした覚えがあります。
Posted by alice-room at 2007年04月18日 23:42
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