世界中で話題になった一方で、実はあまり売れていなかったと思ったけれど・・・・。
インドのITビジネスその他、インフラ系の話題をしばらく耳にしていたので
とりあえず手にとってみた本です。
ゾロアスター教(あの光と闇のアーリーマンとかだっけ?)を信奉する一族だった
ってのは本書で初めて知りました。
また、1912年で既に労働者に過剰な労働負荷を与えないように8時間労働制を導入
したり、学校を作ったり先進的な行動をしていた会社だったんですね。
そういやあ~先日の日経で都内の小平病院だっけ?
日立の茨城県以外の病院は売り飛ばすとかニュース出てたなあ~。隔世の感があります。
まあ、それは置いといて1912年で8時間労働なのに、金曜日、朝8時から夜9時の13時間
労働の私って搾取されてるなあ~。残業代は一円も出ないのに・・・・。
そりゃ、続々と社員が辞めていくわ。
さて、少しでもインドビジネスについて書かれているかと思うと、ほとんど何の役にも
立ちません。
本なのに、新聞や雑誌の記事以下の水準の瑣末な数字や上っ面の説明だけで本にする意味
さえも疑われる内容の無さです。
無理やりに、躍動するインド経済♪ とか盛った内容にされて、プロジェクトXみたいに
やらせになってもいけませんが、あまりにも内容が希薄過ぎます。
どんな経歴の人が書いているかと思ったら、案の定、ビジネス経験の無い、およそ評論家
のような学者さんで納得しました。
本書に読む価値はありません。
普通に雑誌や新聞の記事で事足りるレベルでした。
読後には、ゾロアスター教しか残りません。
【目次】タタ財閥―躍進インドを牽引する巨大企業グループ(amazonリンク)
第1章 躍進インドを索引する巨大財閥
第2章 タタ・グループの経営理念
第3章 タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)
第4章 タタ・スチール
第5章 タタ・モーターズ
第6章 タタ・パワー
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「ITとカースト」伊藤洋一 日本経済新聞出版社