古書マニアとしての生態が窺われるエピソードなど、それなりに面白いとは思うのですが、著者が紹介される本の一冊として私の興味を引くものがないのが、悲しい。それでも、それなりに面白くは読めるんですが、やっぱり遠い世界の話。
研究熱心だなあ~とは思うのですが、荒俣氏とかと比べるとかなり常識の範囲内の古書収集家というところでしょうか。『キテル』とか『あ~あ、イッチャッテル』という水準ではないので、それほどの感慨はありませんでした。
部屋の本が崩れるなんて、そりゃ誰でも一緒だもんネ。
続編も出てるようですが、古書マニアであっても買ってまで読む本ではないでしょう。他にも読まなければならない本は、山積みですから。
ただ、著者が部屋の中を掃除して整理したら、全く同じレアな本が4冊出てきたのは、実に身に詰まされる話です。私の場合は、安い本でしたが、同じ本が3冊になってしまったことがあります。勿論、2冊なんて事は当たり前ですが。
そういえば、「黄金伝説」もかなり重複してしまった。人文書院のものと復刻した平凡社のものでしょう。英語でもハードカバー買っちゃったし・・・。よりによって人文書院の第2巻については、ブックオフで安く売られていたので悔しくてつい買ってしまったもんなあ~鬱だあ~。
ふう~私事だけど、漫画とかつまらなかった本は少し売って整理しないと部屋がつぶれかねない・・・。とりあえず、3,4箱売っておこうっと。
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