
企画展のチラシです。上が表面で下が裏面。これ見たら、行きたくなりますね♪

先日埼玉で「澁澤龍彦ー幻想美術館ー」展を見て、しばらく忘れていた澁澤さんへの思いを再燃させたので、GW中で混みまくりの鎌倉へ出掛けてきました。

江ノ電は例年と同じく、予想通りのギュウギュウ詰めでしたが、みんなこちらには来ないんですね。天気がいいので鎌倉のハイキングコースでも歩いているのでしょうか? 鎌倉文学館は、数えるほどの人しかいないのでゆっくりと澁澤さんの生原稿を堪能しました(笑顔)。
こないだ行った幻想美術館展は、澁澤氏を取り巻く外面的な環境とするならば、こちらの展示は澁澤氏の直筆原稿や草稿メモなどが多数多数展示され、澁澤さんの内面的な側面にポイントを置いたものと言えるかもしれません。両方を見ることで、初めて澁澤さんが書かれた作品をより感慨深く感じられるかもしれません。両方の展覧会は、何気に相互補完的な関係にあるようです。

ご存知の通り、鎌倉は澁澤氏が居を構えられた所であり、実際の執筆をされていた地でもあるます。また、今回の展示を行っている鎌倉文学館自体も旧前田侯爵家の別邸で大変、味わいのある建物です。
ベランダに出て椅子に座って眺める湘南海岸もまた心地良く、静かな環境と相俟って、喧騒とは一線を画した素敵な時間を過ごせました。展示品の点数が多いわけではありませんが、澁澤さんの作品がお好きな人なら、十分に楽しめると思います。出来ることなら、澁澤さんの文庫本でも持ってきて、ベランダでそよ風に吹かれながらの読書もいいし、お庭でござをひいて、食事や読書などゴロゴロして過ごすのにもいいかも?
GWでもこれですから、他の日なら、更に静かに素敵な環境を楽しめると思います。こちらもお薦めです(笑顔)。
関連サイト
企画展「澁澤龍彦 カマクラノ日々」鎌倉文学館
関連ブログ
「澁澤龍彦ー幻想美術館ー」展、埼玉県立近代美術館
「黒魔術の手帖」澁澤 龍彦 河出書房新社
「神聖受胎」澁澤龍彦 現代思潮社
「図説 地獄絵を読む」澁澤龍彦、宮次男 河出書房
澁澤龍彦氏の書斎を紹介するサイト
素敵な企画展だったようで、良かったですね。
僕も見たいとは思うのですが、ギュウギュウ詰めの電車に乗る根性がありません。(苦笑)
>僕も見たいとは思うのですが、ギュウギュウ詰めの電車に乗る根性がありません。(苦笑)
ハハハ、同感です! 1日乗り放題の切符を買いましたが、その後は乗るのを諦めました。
そうそう、以前lapisさんから教えて頂いた澁澤さんのサイン入り本の件ですが、改めて本物のサインを見ると、やっぱりご本人のサインだったみたいです。ちょっと嬉しくなりました♪