2015年02月01日

「最強の投資家バフェット」牧野 洋 日本経済新聞出版社

今更ながらにバフェットです。
過去にも何冊か読んだことあるはずなんですけどねぇ~。

ちょっと読んでみて、久しぶりに面白そうな感じがして読了しちゃいました。
日本人が書いたものとしては割合、まともな内容かな?
日経の記者さんが書いたもので、直接、ご本人にもインタビューしたこともあったとか・・・。

まあ、そんなことはどうでもいいのですが、インサイダーリポートとか内部的な美味しいネタはない代わりに、淡々と外部のジャーナリストの目から見たいわゆる「オハマの賢人 バフェット」らしい内容で読者の期待を外してはいないかもしれません。

初めて読むにはいいんじゃないでしょうか?

コカ・コーラへのバリュー投資で一躍、名を上げた投資家ですが、コカ・コーラを愛し、ジャンクフードを好む倹約なプライベートは、あの「プロテスタンティズムと資本主義の精神」を一瞬、思い浮かべるものの、どうにもジャンクフードは違うよねぇ~(笑)。

もっと美味しいもの食べましょう。
コーラも好きだけどね、高いワインもいいと思いますけれどね。

去年はアベノミクスでの儲けをお家購入代金の頭金に入れてしまって、種銭を極力小さくしてしまった私には今後の資金運用をどうしようかと悩んでいたところでしたので、改めて投資が気になったのも事実ですね。

基本、逆張りの私には非常に納得いく話ですが、平均して年2、3割のアベレージでしか運用できない私には真似できないですねぇ~。こないだも繰上げ返済しちゃってキャッシュ・フローをまたまた小さくしちゃったし・・・。

でも、借金は嫌いなんだよねぇ~。しゃーないです。

ちょうど、トマ・ピケティのプレゼンをTEDで同時並行で見たりしてたので、改めて経済成長率よりも資本収益率の方が高いよなあ~と酷く納得しながら、読んでおりました。

今、日本に来てるみたいですね。ニコ生で昨日やってたのを今日少し見てて、同時通訳があまり良くないのでTEDの方に変えたんだけれど、たぶん、同じような内容でしょう。

中産階級の没落と階級分化、それに対する是正策としての富裕層課税や相続税強化などなど、日本やアメリカの動きなんかもまさにピケティ的な認識の上で成り立っている感じがしてならないですねぇ~。

まあ、本当の金持ちの中の金持ちは、タックス・フリーへと更なる逃避を進めるだけなんでしょうけれどね。
2.5%のソフトバンクの劣後債を購入しちゃうような私には、まだまだ効率的な資産運用には程遠いです。
銀行の劣後債も持ってるけれど、こないだまで70%以上が株や投信での運用だったのに、今では社債が70%以上。はてさて、どうしたものやら・・・。

わが家計のバランス・シートは流動性資産がやばいような・・・・???
早くローンを終えて、もう一つぐらいは不動産投資として資金割り振るのもありかなあ~?

内容は特筆すべき点はないけれど、やはり面白かったです。
バフェット関連本を2月は読みまくりましょう。あと、ピケティですね。
東洋経済のなんちゃって要約雑誌は買ったので、あれ目を通した後は翻訳本にするか、英語にするか?ですね。

高いんだよねぇ~。
たぶん一度読めば十分な気もするので6千円近くも突っ込む気にならないなあ~。
後で白熱授業だっけ? あの映像を見てみようかとは思うのだけれど・・・。
【目次】
序章 ITバブルに踊らなかった「オマハの賢人」
第1章 生まれながらの投資家
数字の天才ウォーレン
パートナーシップを結成
バークシャーを跳躍台に
幻のヘッジフォンド買収劇
第2章 「米国株式会社」に君臨
ディズニー帝国を支える
王者ソロモンの救済に動く
シティグループ誕生の陰で
ダウ・ジョーンズを揺さぶる
第3章 コカ・コーラとともに
筆頭株主に踊り出る
甦るコカ・コーラ
富創造の巨人ゴイズエタ
資本主義の権化
「第二のコカ・コーラ」を発掘
終章 バークシャーは永遠に
バフェットから学ぶゲイツ
積み上がる手元資金、巨大な慈善財団
変貌するバークシャー
後継者候補は四人
最強の投資家バフェット (日経ビジネス人文庫)(amazonリンク)
posted by alice-room at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック