伝記のスノーボールだっけ?
あれ以外は、株主への手紙だけだもんね。本人が書くのって。
まあ、スノーボールも自伝を直接書くわけではなく、口述や聞き取りらしいけど。
ただ、内容は悪くないです。
それなりに売れて、お金を稼いでいるだけのことはあります。
まさに教訓じみている。英語では "TAO" ですけれどね。
茶道や武士道の「道」にあたる。
私的には今、真剣に考えていることもあり、『職』の部分に共感を覚えた。
いくら本人が能力があり、努力もしていても、自分が働く会社が先行きの無い業界、ビジネスモデルであるならば、沈み行く船を捨て、新しい船に乗り移るのが合理的決断でしょう!!
勿論、乗り移れることが最低条件ではあるが、将来性豊かで伸びていく業界にあり、そこの中で更に成長が見込めるだけの競争優位のビジネスモデルを持った会社であれば、黙っていてもポストも増え、仕事で経験できる範囲も広がり、同じように働いていても賃金も増えていく、というのは正論だと思う。
バフェットが数十年先でも同じビジネスをしていて、競争優位であり、時折、無能な経営者が出てもそれでも十分に永続的な利益の出せる会社に投資する点とまさに同様でしょう。
まして、これから例えば20年間、今の年収相当の配当を生み出す株式(企業)を見つけるのは、なかなか大変でしょう。個人的にはすぐにリタイアして労働から離れたいけれど・・・(笑)。
手元にあった投資の種銭は自宅購入の頭金に消え、あと数年間は負債の返済に使われる。
今は株式投資用には100万円程度しかない。
社債に数百間円突っ込んでいるので、やはり数千万円ないと投資も美味しくないなあ~。
先月投資して、既に25%増になったものの、去年のような絶対的金額の多さにはならないようなあ~。
とにかく種銭の捻出に励みましょう♪
毎月作っている我が家のB/Lに加えて、新たに家計簿をつけて、資金捻出に励む小市民でした。
そうそう、この本は全て当然の当たり前のことで埋め尽くされています。
しかし、それでいてうっかり忘れたり、実行できていないことも多いので、悪くはないと思います。
誰にでも理解しやすいです。
まさにバフェットから教訓になりそうなことを抜き出した、エッセンス的な感覚があります。
ただ、本書だけではなく、他のバフェット本を山ほど読んだ後で読むことをお薦めします。
なんでもそうだけれど、美味しいところだけつまみ食いしようとしても、その背後のことをわかってないと結局、生かしきれないもんです。実体験の苦労が伴わないと、文字の字面だけ追っていてもないも入ってきませんので悪しからず。
史上最強の投資家バフェットの教訓―逆風の時でもお金を増やす125の知恵(amazonリンク)
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「伝説の投資家バフェットの教え」キャロル・ルーミス 朝日新聞出版
「最強の投資家バフェット」牧野 洋 日本経済新聞出版社