2007年05月14日

国立西洋美術館、平成14-18年度新収蔵版画作品展

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国立西洋美術館のホームページ

いつものように、国立博物館か西洋美術館のどちらか or 両方でぶらぶらしようと土曜日行ってみると、なんか西美が混んでる。「国立西洋美術館 FUN DAY 2007」とかいうイベントをやっているようだ。独立行政法人化してから、きっと大変なことも多いのでしょうが、利用者側としては待ちの姿勢の美術館よりもアクティブに常に何かをしていこうといる今の姿の方が、かなり嬉しかったりする。

美術館前であおぞらコンサートをやっていたり、布製トートバッグの全員プレゼントなど、いつもと違いだいぶ賑やかだ。普段はあまり見かけない感じの人も多く、混雑しているのは好ましくないが、これで美術館が活性化するのなら、長い目でみてそれは良いことなのだろう。

まあ、勝手知ったる西美なので、いつものように自分の好みの絵だけは重点的に見ながら、新しく入った作品とかをチェックする。

そして、3回目になるかな? 「平成14-18年度新収蔵版画作品展」を見る。新館2階の一番奥にある展示室で、ここは期間限定で展示されている場合が多い。常設展で見れるのだが、実は常設でないのがポイントだったりする。

モローの「聖なる象」を見たのもこの場所だったと思う。痛み易いから、期間を限って展示されるらしい。タイミング良く行かないと、見れないのでなかなか難しい。私も二度くらいしか見たことがない。

さて、それは置いといて、今回の版画であるが、これもなかなか素晴らしい。最近、活版印刷と宗教改革から、本に挿絵として印刷される版画などに関心を持つようになったので、ちょうどタイミング的にも良かった。

気に入ったのは以下の作品かな。かなり趣味がはっきり出ているし、新しいものはあまり興味ないなあ~。デジカメ持っていかなかったから、写真取れなかったのは失敗だったね。
マルティン・ショーンガウアー エッケ・ホモ 『受難伝』
マルティン・ショーンガウアー キリストの鞭打ち 『受難伝』
アルブレヒト・デューラー ばったのいる聖家族
アルブレヒト・デューラー 魔女
ハンス・ゼーバルト・ベーハム 聖マタイ 『四福音書記者』
ハンス・ゼーバルト・ベーハム 聖マルコ 『四福音書記者』
ハンス・ゼーバルト・ベーハム 聖ルカ 『四福音書記者』
ハンス・ゼーバルト・ベーハム 聖ヨハネ 『四福音書記者』
ハンス・ゼーバルト・ベーハム ケンタウロスと戦うヘラクレス 『ヘラクレスの十二功業』
ハンス・ゼーバルト・ベーハム ネメアのライオンを殺すヘラクレス 『ヘラクレスの十二功業』
ハンス・ゼーバルト・ベーハム ヒュドラを退治するヘラクレス 『ヘラクレスの十二功業』
アルフレート・クビーン 表紙 『死のいる版画集』
アルフレート・クビーン 老婆 『死のいる版画集』
ジョルジョ・ギージ エゼキエルの幻視
カルロス・シュヴァーベ 第1回「薔薇十字」展のためのポスター
こういう版画とかもまとめて図録で出してくれると嬉しいんだけどなあ・・・。需要はそんなに無さそうだし、採算に乗らないかな?最近、こういうのが結構好きなんだけど・・・。

6月3日までらしいので、今度もう一度行って見てこようっと。

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「ルターの首引き猫」森田安一 山川出版社
ラベル:アート 版画
posted by alice-room at 01:17| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 【芸術】 | 更新情報をチェックする
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