2015年07月06日

「バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム」藤木 稟 角川書店

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いつもは一冊で長編1話の構成なのですが、今回は本編に対する外伝のような位置付けで、本編に至る前の登場人物のエピソードが短編形式で描かれています。短編4話からなる一冊となります。

メインの平賀とロベルトのうち、平賀の幼き時代の過去や平賀をいつもバチカンからサポートしてくれる謎の人物ローレンの素性、2人の上司の偉大なるエクソシストのサウロとか、短編ながら、結構、読ませますし、面白いです♪

本編がいろいろと進んできたタイミングだからこそ、この辺のエピソードも読者の関心を惹くし、個々の人物について知りたいと思う気持ちに別枠で応える心憎い作品です。

最初はどうかなあ~と思いながら、読み進めていましたが、このシリーズのファンなら、間違いなく楽しめることでしょう。個人的にはローレンについて語る平賀の不思議な話が面白かったかな?

ロベルトの方も訳有りっぽい感じはしてましたが、やはりいろいろあったんですねぇ~って感じ。
読後感も悪くないです。

本書を読んだ後は、ますますシリーズの先を読みたくなりますね!
既に4、5冊読んでますが、次のを準備しようっと♪

バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム (角川ホラー文庫)(amazonリンク)

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posted by alice-room at 21:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 小説C】 | 更新情報をチェックする
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