NHK探検ロマン世界遺産のサイト
NHKで放映された世界遺産のTV番組です。ゴシック建築のストラスブール大聖堂を初めて映像で見ましたが、いいねぇ~&いいねぇ~。ゴシック好きをそそって余りあるものがあります。
垂直にぐんぐん伸びるこの垂直性って言ったら、まさにゴシックの真髄の一つでしょう♪ 特に、普通では入れない大聖堂の尖塔内部・頂上部などの珍しい場所は実にそそる。高所恐怖症で閉鎖恐怖症ながら、建築物の塔とか高いとこは、どこであろうと階段を歩いて登ってきた私としては、本当に許可されるなら、是非行ってみたい場所だった!
もっとも、レポーターの女性が外側の囲いがほとんどなくて、足を滑らせたら、そのまま落ちそうな階段を、強い風に吹きっさらしのまま、息も絶え絶えに登っていく様は、いやあ~他人事ではなく、見ていて怖くてしかたがなかった。あの映像に比べると、シャルトルの塔の階段などははるかに安全堅固なのだが、それでも足がすくみそうになりつつ登っていた我が身には、見ていて気持ち悪くなってしまうくらいのリアルさだった。
でも、実に素晴らしい眺めなのだろう。周囲に林や森以外には高いものがなく、付近は人家と畑しかない中世に、この高さから下を眺めた人々は何を考え、どう思ったのだろうか? きっと、想像もできない視界を見たことだろう。なんとも興味深い。
また、この外観も実に繊細で凝っていて、「石のレース網」という言われているそうだが、まさに納得ものだろう。洒落ではすまない、繊細さだ。うわあ~見てみたい。
しかし、フランスって大聖堂が本当に多い。ここはドイツとの国境境だから、ここを見るなら、その後ドイツに抜けてドイツ観光後に帰国するパターンだろうなあ。何故か、旅行した際のロートを考えていたりする私。
見たいものが多過ぎて、困ってしまうなあ~。どうやってゴシック聖堂巡りをすればいいのやら? しかも、その一つ一つを飽きるまでじっくりと見たいと思うのだから、キリがない(苦笑)。世界遺産を見るたびに心躍らせてしまう私でした。うん、でも、ストラスブール大聖堂、実にイイね。
そうそう、あと番組内で大聖堂を建設する為に寄進した人々を名前と寄進した内容を書き記した帳簿が紹介されていたけど、いやあ~なんとなく分かるよね。身分が今まさに上昇していかんとする都市市民階級の気概と死後の安寧を求める気持ち。
以前読んだ本「カテドラルを建てた人びと」を思い出しました。あれも名著だったなあ~。
関連ブログ
「カテドラルを建てた人びと」ジャン・ジェンペル 鹿島出版会
2007年05月23日
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック