
蜷川幸雄さんも亡くなったしなあ~と思いつつ、娘さんの作品はあまり興味が無くて見たことなかったのですが初めて観ました。
映像はやっぱり綺麗ですね。
元々が写真家という点はさておいても色彩感覚のバランスは、それだけで一見の価値があるかと。
原作が岡崎京子というのは、実は見終わったエンディングロールで初めて知った!
岡崎京子のファンといって、漫画本はそれなりに持っているつもりでしたが・・・どんな薄っぺらなの私?
美とか現代に関する独特の鋭敏な認識・把握力としてはたぶん原作の方が上なんだろうと思います。
映画はまとまっているんだけれど、もうちょい深みがあっても良かったかなあ~。
岡崎さんの作品は表面的・感覚的であったも、そこに表現される認識感覚は類を見ないですしねぇ~。
この映画はまず映像を、特に色彩を楽しむ作品かと。
劇中歌ではないけど映画の中で戸川純の懐かしいメロディーが聞こえてきて、びっくりしました。
岡崎京子もそうだけれど、何もかもがあの時代のものですね。
個人的には感慨深かったです。
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ラベル:映画