逆に言うならば、現在絶版である人文書院の「黄金伝説」のうち、マグダラのマリア伝承を知りたい方にはお薦め! でもでも、この本自体も絶版みたいなんですが・・・。呪われてるマグダラのマリア。それともやはり○○の陰謀か?(オイオイ)
他の聖人についても、あてはまるんですが、説明に際してかなりの部分を「黄金伝説」に拠っています本書。勿論、それが全てではありませんが、黄金伝説にプラスした付加価値部分の価値が疑問? 私的にはその部分に対して読むだけの意義を認められませんでした。但し、黄金伝説を読んだことのない方には、本書は良き案内書になると思います。同時に黄金伝説が入手できるなら、本書は不要です。ほとんど黄金伝説の抄訳以上のものではありません。
あくまでも個人的な意見ですが、この著者の書いた他の本も購入予定だったんですが再考するつもり。類書が無ければ、しかたないですが、あまりいい本書けない感じ。書籍代、無駄使いしなくて済むかな。
守護聖者―人になれなかった神々(amazonリンク)
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「中世の奇蹟と幻想」渡辺 昌美 岩波書店
「黄金伝説1」ヤコブス・デ・ウォラギネ著 前田敬作訳 人文書院
マグダラのマリア 黄金伝説より直訳
「黄金伝説抄」ヤコブス・ア・ウォラギネ 新泉社
エスクァイア(Esquire)VOL.19