「本棚探偵の回想」喜国 雅彦 双葉社

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内容はそんな大層なものではない。他の人に面白いから読んでみればと薦めることもないでしょう。
ただ、本が好きな人なら、興味深く読めるエッセイだと思う。

でも・・・読まないと分かっている本を収集する為だけに買う・・・。
これはないなあ~。

読まないかもしれない?と思いつつ、資料として読むかも? いつか突然フランスが読めるようになって内容が分かるかも?とか自分で勝手に言い訳しながら、積読になりそうな本を買うことはありますが・・・。

その辺のメンタルはちょっと違うなあ~。
それと・・・ブックオフに回るのを避ける為に、わざわざ本を傷付けて商品価値を無くす、といったことも個人的には有り得ない。人ぞれぞれの価値観だし、購入した本は所有者が何をしようが自由ではあるけれど、ちょっとねぇ~。

そこだけは共感できなかったし、かなり違和感を感じた。
自炊の為に本をばらしてしまうのは別に抵抗ないし、受験生の時は問題集や参考書を2冊買って、持ち歩き用に本をばらしたりしてたけれど、本質的に違う次元の話だしね。

まあ、ものによっては新刊でも買いますが、古書店で書店で目にして初めて存在自体を知るものも多々あり、値段は限りなく安いに越したことはないっていうのが消費者の行動原理だったりする。

本も好きだけど、本から得られる知識、それ自体が貴重なモノですしね。
知識欲の延長としての本だなあ~、私の場合は。

確かに同じ作品の単行本、文庫本を持っていたりもするけれど、それぐらいは許容範囲かと・・・。

さて?
本書の内容ですが、古書収集マニアのとある日常といった感じのエッセイ集ですね。
命をかけてるわけでもないですし、とてつもなく凄いマニアという訳ではありませんが、一般の人よりは勿論、マニアの方かと。

その程良いぬるま湯的な収集姿勢が今時風で受けているのかなあ~。
読み易いし、馬鹿なことをやっているなあ~(トレカの自作とか)と思いつつも、面白そうだなとか思ってしまうのも事実。

ただ、プライオリティー低そうで一生、自分ならやらないだろうなあ~とも思う。
本を買うのに自分ルールで縛りをかけてゲーム感覚でやるってのも、たぶん、有り得ない。
買ってしまって無駄だった本は数限りなくあるが、購入方法とかそれ以外で自分で合理的と思えないやり方はそもそもやりたくないしね。

う~む、遊び心のない私。
仕事で行き詰ってるからかなあ~???

ただ、本書を読んでしばらく古書店巡りをしていないことを思い出した。
そして無性に古本を買いたくなった。

その結果、翌日、初めて行く街で古書巡りをやってみた。
たいした収穫はないものの、とりあえず、何冊か本を買ってみたのは本書のせいと言えるだろう。
本を読むのは楽しい♪ 本屋巡りも楽しい。

あとは時間だね。
会社なんて、すぐにでも辞めたいもんです。あとどれくらいこの言葉を繰り返すのやら???(涙)
【目次】
その場しのぎの第一回
すべては俺の店
『本棚探偵の冒険』の回想
編まなきゃ死ねない
本業?副業?
日本を救え
どっきりドキドキ
本棚探偵の敗北
誰かトレカを
夏がくれば思い出す
漂流学校
秋は読書
自分に関する覚書
その後のトレカ
赤面エレジー
真・赤面エレジー
教養を高めたい
「某殺人事件」事件
文庫全集を作る本棚探偵、最後の事件
巨人対怪人
本棚探偵の童心
本棚探偵の知恵
本棚探偵の不信
あとがき


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