【asahi.comより転載】結局、うやむやのまま、黒い霧の彼方に真相は隠されたままなんですね。マフィアの誰も罪を問われないままとは・・・。
ローマ地裁は6日、バチカンとの深い関係から「神の銀行家」と呼ばれたイタリア最大銀行の頭取が25年前、銀行倒産後にロンドンの橋で死体で発見された事件をめぐり、殺人罪などに問われていたマフィア幹部など5人の被告全員に無罪判決を言い渡した。
事件では、背景となった銀行倒産の原因にバチカンの宗教事業協会(通称・バチカン銀行)関連の多額の融資焦げ付きが指摘され、波紋を呼んだ。当初自殺とされながら、遺族らの訴えを機に05年に公判が始まった。検察側は動機として頭取が過去のマネーロンダリングを暴露するのをマフィアが恐れたことなどをあげたが、判決は4人について証拠不十分、1人について「証拠なし」とした。
変死したのはアンブロシアーノ銀行頭取ロベルト・カルビ氏。82年夏、13億ドル(約1600億円)の不正融資による焦げ付きが発覚、その数カ月後にロンドン中心部セントポール大寺院近くのテムズ川の橋の下で首をつった状態で発見された。ポケットに多額の現金やれんがが入っていたが、英当局は自殺と判断。遺族は納得せず、専門家を雇って調査し、カルビ氏の靴に付近の土を踏んだ痕跡がなかったことなどを突き止めた。
カルビ氏の死後、イタリアの司法当局は87年、バチカン銀行の総裁に対し、「アンブロシアーノ銀行を倒産に追い込んだ」などとして逮捕状を出したが、バチカン市国は引き渡しを拒否した。
バチカンも何か隠しているようですし・・・。どう考えても、怪しいなあ??? P2にも属していたのがこの殺されたカルビ氏なんですから、まさに墓場にまで秘密を持って行ったということでしょうか。
後で海外のニュースを探してみようっと。
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