2016年11月25日

「不動産裏物語」佐々木 亮 文藝春秋

もう少しして不動産市場が暴落したら、今度は投資用に購入したいと思い、読んでみました。

基本的に知っている話ばかり。
「大島てる」だとか、「両手」や3件目に本命物件を置いて複数物件の案内とか何を今更な話ばかり。

本書を読むことで新たに得た知識はありませんでした。
著者曰く、営業マンにありがちな即日契約のクロージングに持っていく話がありましたが、むしろ私が不動産探しをした際にはそういう営業マンは避けるようにしました。

実際、数ヶ月かけて相当数の物件を見て回ったし、一時、流れに任せて意思決定しそうになった時はあえて物件が流れてもいいとして、1か月物件探しを中断して冷静になるまで冷却期間を置いたりしました。

物件買う際もまずはその市の人口増減を数十年スパンで緩やかな増加傾向にあることを確認し、付近の同程度の物件の賃貸価格を調べて、収益還元法からも採算が取れる水準の価格であることを確認しました。

土地の公示価格や国土交通省の不動産の取引価格も調べたしねぇ~。
レインズ自体は見れませんでしたが、過去の物件の価格は分かるしね。

登記簿も事前に自分で取得し、ハザードマップも確認。わざわざ台風の時に、タクシーで物件まで来て状況を確認したりもしたしねぇ~。

その後は購入前にホームインスペクション入れて、全部チェックし、売買契約書も事前に入手し、専門のところで契約書のチェックをしたうえで、更に不動産屋さんに事前に半日かけて内容説明をしてもらい、事前に契約書の内容確認を自分自身でもしたもんね。

登記の司法書士も相見積とって価格を比較したうえで妥当なところに任せたし、保険は不動産屋に付き合いで1年とか言われたけど、はっきり断って別なところにしたしなあ~。保険についても相当時間かけて内容を調べたうえで比較したしね。

いやあ~かなり頑張って勉強しただけに、本書以上にかけそうな気がしちゃいます。
ど素人なんですけどね。

そういやあ~団信とかも本書に載ってますが、私の場合はローン金利に0.3%上乗せして相当手厚い保険をつけてますね。体弱いですもん。いつ死んじゃうかわかりませんしね。

本気で不動産を買おうとして勉強すれば、初歩的な内容ばかりであえて読む必要はありません。
もっとちゃんとした本の方がいいかも?

私の場合、ローンが払えなくなった場合まで含めてシミュレーションしてみたもん。
もう少し株価が上がって売り抜けられたら、不動産の暴落をじっくり待ちますか。

以上から本書もあえて読むほどの価値はありませんでした。
【目次】
第1章 売る側の論理
第2章 マンションを買う人たち
第3章 悪徳不動産屋の手練手管
第4章 物件を探す人たちへ

不動産裏物語 プロが明かすカモにならない鉄則 (文春文庫)(amazonリンク)
ラベル:書評 不動産 業界
posted by alice-room at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
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