2007年06月10日

埼玉散策シリーズ~金勝山・官ノ倉山コース1(小川町)

東武鉄道の駅で配布している「外秩父ハイキング」というパンフを手にハイキングを試みる。出発は東武竹沢駅。

実は今回の散策は、「土蔵巡りの旅」だったりする。あまりにも多くて全てを写真に納められなかったが(遠くにあったのは行くのが面倒で止めた)、15から20個近くの蔵を見た気がする。結構、残っているんだなあ~と感じた。

慈光尊

駅の前にいきなりあるのがこの「慈光尊」。国道バイパスに関連した改修工事中に発見されたものらしい。看板によると、600年前の供養塔と300年以上前の石仏だそうです。

慈光尊 石仏

慈光尊 石仏

慈光尊の中の石仏だけを映したもの。

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最初はなだらかな山道なのだが、段々洒落にならなくなってくる。

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いつのまにか道が登山道になっていたりする。そういえば、東登山口という標識を見たなあ~と今頃になって思う。ただ、まだこの段階では息は切れるものの、普通に登れていたりする。

金勝山山頂

金勝山山頂。もっとも冷静になってみると、標高なんてかなり低いし、ハイキングの域を出ないのだけれど、登り始めてからこの山頂に来るまで誰にも会わないので到達したので達成感があり、実に気持ちがイイ♪

金勝山山頂

金勝山山頂からの眺望。

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実はここから数百m先に裏金勝山などというものまであり、何故かちょっとだけ愉快だ。

少し道を進むと「小川げんきプラザ」という県の施設がある。最初は、全く忘れていたのだがここは以前「少年自然の家」という名称の埼玉県の施設があり、小中学生がその施設に宿泊して付近の山でオリエンテーリングをしたり、プラネタリウムを見たりできた。今も名称が変わっているだけで、同様の施設として使用されているようだ。

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どうしてそんなことを知っているかというと、小学生ぐらいの時に実はここで泊まったことがあるのを、ようやくその場に来て思い出したのだ。散々、山道を歩いてようやく気付く私もうかつなのだが、よくそんな子供の時に、こんな険しいところに来たものだと改めて驚かされる。

そういやあ、あの時は雨まで降っていて悲惨できつかったことを思い出した。写真の下の方は、何かの果物の木らしく、学習用果樹園と書かれていた。

土蔵9

先ほどのところから、今度は南登山道を下っていくと、平らな場所に出てくる。すると、すぐに土蔵が待っていたりする。

土蔵10

蔵というものは、焼けないように大切なものをしまっておく場所であり、今も普通に使われているので家の敷地の奥にあり、実はなかなか写真に写しにくい。他人様の敷地に入って、写真撮る訳にはいかないのでどうしてもいろいろな障害物に邪魔されるのだが、それも使われている現役の蔵ならではの良さであろう。

屋号が入っているのも特徴かな? 綺麗に壁が塗り替えられていてピカピカしている土蔵が多いのは、なんか素敵だよなあ~。

天台宗安照寺 六地蔵

天台宗安照寺の六地蔵。いわゆる仏教にいう六道に対応して救ってくれるお地蔵様でしょう。たぶん?

寄居町普光寺の末寺。1649年に5石の朱印を受けたいたそうでちゃんとした歴史と格があったそうです。お寺自体は新築で木の香りがしそうなくらい。いささか興醒めなんで写真は撮ったけど、没。

土蔵12

ここもさりげなく蔵です。

三光神社 由来

三光神社の由来です。日・月・星を祀るんだそうです。

三光神社

分かりにくいかな? 神社のまん前に大きな松がにゅっと立っています。

三光神社 狛犬

ここの狛犬ってちょっと違う感じ。下からうなっている感じでしょうか。

官ノ倉山

官ノ倉山を登っていく山道です。ここはかなりヘビーです。っていうか、本当にいわゆる『登山道』だと思います。道幅狭いし、一人の人が通るのがやっと。めちゃくちゃ急で傾斜がキツイ。これは息があがるとかそういうレベルでなくて相当大変でした。

でも登りって、ご存知のように疲れてもまだいいのですが、下りがねぇ~。岩盤みたいに硬いところを延々と登った分だけ下るわけですが、地面が硬いので靴底が厚くても、ショックを吸収し切れなかったみたい。更に普段の運動不足か、はたまた過剰な体重故か、足の関節を痛めてしまいました(涙)。

康申塔

でもね、山を下っている時は大丈夫だったんです。この写真の康申塔があったような下山途中では一切問題なし。

平地に降りて、15キロ以上は歩いたところで急に痛くなって参りました。うっ、軟弱者ですね、私。

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なんの木の実でしょう。そこそこ大粒で色鮮やかでした。食べてみたかったけど、食べれるか分からないしなあ~。先々週に別なところをハイキングしていて、実に立派で美味しそうな桑の実があり、思わず口に入れたものの、生臭くてすぐ吐き出してしまったことがありました。その記憶が脳裏をよぎり、今回はさすがに知らない実なので手を出しませんでした(笑)。


土蔵18

土蔵18

な~んか、いい感じじゃないですか、この土蔵って! この窓の部分の太目の柱みたいな造形がお気に入りです。住友みたいな井桁の屋号なんですね。恰好イイ!!

土蔵19

あまりにも普通の風景に溶け込み過ぎた土蔵。自動販売機並んでるし・・・。

埼玉散策シリーズ~金勝山・官ノ倉山コース2(小川町)に続く。

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posted by alice-room at 19:51| 埼玉 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | 【旅行 散策B】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

先日金勝山に登ったものですから、この記事にたどり着きました。プラネタリウム見たさにもう何度も通っています。

赤い実は、ユスラウメで、我が家にも有りますが、生でもサクランボのような味わい、ジャムなどにすると美味しいです。



Posted by あきりん at 2014年04月26日 22:37
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