2017年02月05日

「1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法」金森 重樹 ダイヤモンド社

正直言って、タイトルだけでまともな人は避けるであろう、胡散臭い投資関連書、というイメージでした。

著者の運営している通販大家さん、でしたっけ?
まあ、あれの宣伝の為の本でしょう。よくあるように。

物件の収益性を基準にして、銀行融資を引き出し、レバレッジをかけて自己資本を使わずに資産を急激に増やしていく。まあ、株で信用取引やデリバティブ使うのと発想は一緒ですかね。

金持ち父さん貧乏父さんも似たようなもんです。

ワンルーム投資の危険性を説く部分はもっともだと大いに共感しましたが、借金で借金を膨らませていくあたりの説明は、バブル時代の考えと違いはほとんどありません。

しかし、気になったのは胆力を持って投資しなければいけないとか、失敗しても大したことないとか、成功して成り上がってやる的な社会底辺の人が成り上がった系の発言ばかりが多くて、その時点で私はドン引きしてしまいました。

あと先祖伝来で不動産を受け継いだ人に、土地に執着心を持っていることを嘲笑い、収益性の高い土地にしないなんて・・・とかいう著者個人の勝手な思い込み(価値観)を他人に向けるあたり、人として信用できないと思います。

いろんな人がいて、いろんな思いがあるので別に他人に干渉する必要はなく、自分がエバンジェリストよろしく自分に従わない人は、愚かで駄目な人々・・的なことをいう方が薦める投資法を採用する気にはなりません。

しかし・・・なんで不動産投資の本を書く人は、発想がそういうのばかりなんでしょうか。
ロバートキヨサキ氏しかり。たまたま、買った不動産が当たっただけで不動産市況次第で破産した多くの先人達の一員になるかならないかも、本当に運次第のような考えなんですけれど・・・。

まあ、かくいう私も不動産投資を検討しているので偉そうなこと言えませんけれどね。

ただ、著者のビジネスは上手だと思います。
基本的に仲介に徹することで、自己資本を使うことなく、リスクも負わず、寺銭稼ぎのビジネスでしかも自分が客を集めて、その客に次々物件を買わせて回転させるスキームをうまく作り上げてますよね。

客はラットレースから抜け出ようとして、新たなラットレースに入れられて、結局、美味しいところはその仕組みを考えた人の懐に入るというのですから。

まあ、何でもビジネスはプラットフォームを築き上げて、そのプラットフォーム上に上がった参加者から広く浅く、しかし確実に長く利益を上げるのが勝ちですもんね!

化粧品ビジネスや通販、金融サービス他、諸々、同じようなもんです。
本書を読んで改めてそれを実感しました。

さて、私は種銭作りに今年も株関連で頑張りましょう♪
で、不動産市場が弾けたら、いつでも不動産投資に行けるよう、準備を進めないとね。
【目次】
第1章 億単位の借金をしなさい
第2章 投資における心構え
第3章 危険なワンルームマンション投資
第4章 巨額の自己資金なんて必要ない
第5章 RCはアクセル、木造はブレーキ
第6章 エリアマーケティング
第7章 物件の選び方
第8章 不動産投資の体験談
1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法(amazonリンク)
ラベル:書評 投資 不動産
posted by alice-room at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 実用・ビジネスB】 | 更新情報をチェックする
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