本を早く読んで必要な情報を取得し、効果的に生活に生かす、というちょっと前に流行った頃の本。
本屋の店頭で並んでいたのをちょっと読んで、結構面白かったのでいつか読んでみようと思っていた本です。
既にブームは終わってますけれどね(笑顔)。
それでも実に正統派の速読術の本です。
例え話としての王様と隣国のスパイという設定も実に本書の内容を分かり易く説明するかという点に重きを置いており、読み易いし、ポイントが理解し易い。
しかも、本書で書かれている内容は他の本にも書かれている内容がたぶんにありますが、それらをうまく使いこなす視点まで含んでおり、実際にいかに活用するか、実践的視点が有意義です。
あとね、論文やレポート、報告書を書く際に役立つ、膨大な資料・参考文献から必要なものを見つけ、集め、理解する、そういった基本的ノウハウもきちんと説明されています。
大学や院でちゃんとやっていれば知っている方法だけど、それを知らない人、身につけてない人もいるかと思うし、本書はそれらを実に上手に整理して教えているので確認の意味でも役立つかと。
仕事の為に本を読む、なんてことはもうしたくない年頃なんですが・・・。
時間が勿体ない、そんな暇あれば少しでも自分の関心のある社会に役立たない無為な個人的趣味嗜好の為の読書にあてたい・・・。
そんな私にはどうか?という本でもありますが、まだ、生活の為に仕事しなきゃだしねぇ~。
まあ、手元に置いておいて悪くないかと思います。読了後も売らずに本棚に入れておきました(笑顔)。
【目次】王様の速読術(amazonリンク)
第1章 ワシには30分しかないのじゃ!
第2章 30分で1冊を読破―王様の速読術
第3章 目的別に速読術を使いこなすコツ
第4章 錬金術でアウトプットしよう
第5章 大王様への道