2017年03月25日

「虐殺器官」伊藤 計劃 早川書房

伊藤氏の作品はこれで読むのは2作目です。映画は「屍者の帝国」を観たかな?

前評判もよく大変期待していたのですが、正直それほどの作品ではないでしょう。
どこかの雑誌で伊藤計劃とサイバーパンクとかを絡めて評価している記事を読みましたが、サイバーパンクとかは当時よく読みましたが、そちらの影響をどれほど受けているのか、私にはあまり気付きませんでした。

チョムスキーや諸々、キーワード的に出てくる単語は興味を惹くものの、それほどの緻密で整合性のとれた確固たる空間世界を生み出しているとは思えませんでした。
それに言語について語るなら、はるか昔になるかもしれませんが神林長平氏の「言葉遣い師」とかの方がよほど言語による作品世界の構築に成功しており、そちらと比較しても本書はそのレベルではないと思うのですが・・・。

少なくとも従来の枠を超えたような目新しい作品ではないと感じました。

勿論、普通の作品として読むばそれなりに読める作品ですが、凄い!とか面白い! 衝撃を受けた!といったような作品ではありません。普通の範疇にあり、普通の読物の一つ以上の評価をする作品ではないと思いました。

もう私は著者の作品、読む気はしないなあ~。個人的には大変残念です。虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション) amazonリンク
タグ:書評 小説 SF
posted by alice-room at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 小説C】 | 更新情報をチェックする
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