2007年06月14日

埼玉散策シリーズ~嵐山近郊1

<すみません、画像が多くてトップ頁重いです。たぶん。>

宝城寺

雨が降る前の一、二週間前に自転車で近所をうろついていた時の写真。せっかくなんでブログに載せておこう。

ちょっと坂を登って見晴らしのいい場所にある宝城寺。特にどうということもない。縁起が書いてないのでどれくらい古いものかわからないのだが、小高い丘みたいなところにあるのでついつい自転車を押して登ってしまった。

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はてさて、閻魔様みたいだが・・・。

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禅風の唐様っぽいね。

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寺に入るところの左側に何故か、これが置いてある。元々、屋根にあったものだと思うのだけれど・・・? 

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右側は下の写真のお地蔵様とかで普通なのですけどね。

天台宗積善寺

先ほどのところから、数キロ離れたかな? 自転車に乗って適当に道を選びつつ進む。

実はここ、杉山城跡という標識を見て、そちらを見学に来た途中にあったお寺。ここの寺の脇にある道を通って登っていくと杉山城へとたどり着きます。

名前は天台宗積善寺。見た目は普通のおうちのようですが、最近建てたようで新しい建物です。詳しい縁起は以下の写真のとおり。しかし、埼玉のこの辺って、至る所に天台宗系の寺があるなあ~。しかもかなり古い。何か、理由があるのだろうか?

天台宗積善寺 縁起

天台宗積善寺縁起。あの伝説的な役小角の創建ですかあ~。探さば、知られていない伝説や伝承の類がありそうですねぇ~。なんかワクワクしちゃいます。

苦悲(くび)なし地蔵

苦悲(くび)なし地蔵。見たまんま、首のないお地蔵様ですね。

苦悲(くび)なし地蔵 説明

どうやら、伝承があるようですね。鬼やら、役小角の神通力とかには関係のないお話ですが、私も苦しいことや悲しいことがないようにしっかりお願いしておきました。

康申の碑

お地蔵さんの隣には、康申の碑がありました。

杉山城跡

寺への寄り道が済んだら、更に急な坂道を登っていきます。ここが杉山城跡。この近辺には、たくさん残っている戦国時代の城跡です。

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こんな感じで、今は単なる盛り土のある小山みたいなもんです。この辺は、旧鎌倉街道が近くにあった為、人の行き来も盛んだし、鎌倉時代の有力御家人比企氏の勢力下でもあったのでいろいろと残っていたりします。実はこの城跡の裏は中学校になっていました。

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何故か、竹橋がかけられている。これってかなりしなったりする。

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上からみると、こんなふうにでこぼこしている。空堀とかだったのかな。

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さすがに山城。見晴らしがいい。

呪いもの?

杉山城跡を下って、川を渡っていたら、橋の端にこんなもの発見!
民俗学の本なんかによく出る呪い物のたぐいでしょうか。橋とか、村境に注連縄を張って結界を作り、災厄等が侵入しないようにするやつ。まだまだ、この辺ではその手の習俗が生きているんですね。うちから大した距離でもないほど、近いのに全然知らなかったなあ。

こんな城跡があるのも始めて知ったし。う~ん、我ながら、物を知らない奴だね、ホント。

嵐山 土蔵17

嵐山 土蔵18

先ほどの橋を渡って、相変わらず道なりに適当に進む。

上の二つは、表と裏から撮った同じ蔵です。小川とかと比べると数はずっと少ないけど、他にも幾つか土蔵ありました。これは窓が一切ないタイプですね。石を積んだタイプってなんかスキだったりする(笑顔)。

嵐山 土蔵19

これはまた別な蔵ですね。

続きは以下へ。
埼玉散策シリーズ~嵐山近郊2
埼玉散策シリーズ~嵐山近郊3


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posted by alice-room at 19:35| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【旅行 散策B】 | 更新情報をチェックする
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