う~ん、どっかの映画専門学校の学生の作った実験映画みたい。
つまり、商業映画の大衆に支持される、受け入れられる・・・という点を一切無視して自分たちの自己満足、オナニー的な作品かと?
まあ、時代だよねぇ~。
有り余る情熱をどこにぶつけたらいいのか分からないまま、日常で迷走する若者を描いた1960年代、70年代の高度経済成長期にだからこそ、制作を許された映画。
そんな感じの映画です。
そうそう、誰かと思ったら美輪明宏が出てた。
あの人、三島さんだけでなく、天井桟敷にも関係あったんですね。この映画で初めて知りました。
それだけでも収穫かな?
内容は見るほどの価値ありません。
批判したくて、最後まで見通しましたが、いつもなら途中で再生を止めて放棄するレベルの作品です。
ブレアウィッチプロジェクトではないので、左右にカメラを振るだけの演出やカラーフィルターをかけただけの演出は、見ていて頭がクラクラします。
あと・・・今だったらセリフ、映倫通らないじゃないですかね?
差別用語垂れ流しみたいですが・・・・。
まあ、悩みはあっても今から見れば幸せな時代でした。
ああやって、悩んでますよ~と独り善がりに主張することが許されていた訳ですしね。
今なら、主張は許されませんね。もっとも、主張という概念自体が今はありませんし・・・。
ただただ、他人から賞賛されたい、認証されたい、そうすることで自己の存在意義を他人に与えてもらいたい・・・そ~んなのばかりですもん。SNS見てれば、お分かりのように。
あと田園に死すもあるんだけれど、見るかどうするか悩むなあ~。
時間の無駄になりそう・・・。
そんなのよりも「宇宙の戦士」でも読み終えたいような気が・・・?
そちらも今更ながら過ぎる古典SFですが・・・(笑)。
書を捨てよ町へ出よう