2017年07月02日

「シャルロットの憂鬱」近藤 史恵 光文社

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元警察犬だった犬を引き取って飼い始めたある夫婦の下で起こった日常のちょっと変わった出来事とその謎解き。

ワンちゃんについては、アルアルですねぇ~。
我が家にもドイツ犬種のミニチャア・シュナウザーがいるので、小型犬ではあるのは作中のジャーマン・シェパードとは異なりますが、非常に親近感を持って読みました。

頭の良いワンちゃんは、まさに本書で描かれるような行動をとるのですが・・・。
思わず、そうそう・・・と、うなずかされますし、ですよねぇ~と納得してしまいます。

ただね、う~ん、なんというかワンちゃんを見た人視点で書かれており、個人的にはむしろワンちゃん視点で描いた文章が読みたかったりする。吾輩は猫である、の犬版でね。

ワンちゃんの描写は興味深いものの、ストーリー自体は正直あまり面白くないかなあ~。
謎解きなんて、無粋な部分は要らないので個人的にはワンちゃんの事だけ書いてくれても良かったのになあ~と思いました。

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posted by alice-room at 23:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 未分類B】 | 更新情報をチェックする
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