【ロイターより転載】ラファエロって恋多き天才画家でしょう。まさに恋の情熱があの聖母を描かせる原動力だったらしいけど、結婚していたんですかね? なんか次々に現れてくる仮説と事実、どこまでが本当なのか不明ですが、楽しいですね。過去は単なる過去では終わらないのがイイ。いつまでも絵と共に、生きているみたいでイイなあ~。
[ミラノ 15日 ロイター] ルネッサンスの画家ラファエロが描き、謎に満ちているとされる肖像画「ラ・フォルナリーナ」をめぐり、歴史学者グループが先月、描かれている女性とラファエルが秘密裏に結婚していたことを裏付ける新たな証拠を発見した、と発表した。
37歳で死亡したラファエロは、公式には独身のままだったことになっており、バチカンの有力な枢機卿のめい、マリア・ビビエーナと婚約していた。
しかし、今回新たに公表された調査結果では、肖像画の女性が頭に巻いたターバンに着けている真珠のブローチは、パン屋の娘だとされるこの女性とラファエロが内密に婚姻関係を結んでいたことを示す暗喩のひとつだという。
真珠はラテン語で「マルゲリータ」であり、真珠のブローチを肖像画の女性が着けていることでこの女性の名前もマルゲリータであって、婚約者のマリア・ビビエーナではないことが示されている、と歴史学者グループは説明している。
さらに、ラ・フォルナリーナの女性の腕輪にはラファエロの名前が描かれているが、署名の方法としては一般的ではない上に、女性がはめていた結婚指輪は、後に弟子たちによって手を加えられて消されている、という。
ラ・フォルナリーナの女性とラファエロの秘密の恋愛は、これまでにもピカソの絵画の中などさまざまな場面で取り上げられてきたが、今回調査結果を発表した歴史学者のひとりは、ラ・フォルナリーナの修復作業中に撮影されたX線写真や、資料などから、秘密の結婚を裏付ける新たな証拠を見つけ出した、としている。
2005年06月23日
ラファエロの秘密結婚、真珠のブローチで謎解き
ラファエロの秘密結婚、真珠のブローチで謎解き、の記事
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください
この記事へのトラックバック