2005年06月23日

バチカン:前ローマ法王が「聖人」 列福調査を正式開始へ

バチカン:前ローマ法王が「聖人」列福調査を正式開始へ、の記事
【毎日新聞より転載】
前ローマ法王ヨハネ・パウロ2世(84歳で死去)を「聖人」とするため、法王庁(バチカン)は28日から、その前段となる列福調査を正式に開始する。前法王の死を惜しむカトリック教徒の要望に応えたもので、過去の法王に比べ異例に早い手続きのスタートとなる。

 聖人とはキリストの教えに忠実に生き、信徒の模範となった故人に与えられる位。殉教者のほか英雄的教徒が対象となる。列聖調査を経て決まるが、まず「福者」に列(つら)ねられねばならない。列福調査は原則として死後5年経過しないと始められないとされてきたが、4月2日の前法王死去後、「早く聖人に」という声が沸き起こり、法王ベネディクト16世は規定を免じ、速やかな列福調査開始を許可した。

 調査開始の式典は28日夜、ローマのサンジョバンニ・イン・ラテラーノ大聖堂で営まれる。以後、前法王の残した書簡や資料、周囲の証言が精査され、法王庁列福列聖省などでの審議を経て、福者に認証される。列聖調査はその後行われるが、いずれも「祈りにより不治の病を治した」など「奇跡」を起こした記録が必要となる。

 列聖された最後の法王はピオ10世(在位1903~14年)で、ピオ9世(同1846~78年)とヨハネ23世(同1958~63年)は00年9月の列福後、現在、列聖調査中。列福、列聖までには相当の歳月がかかるが、聖人となった場合「聖」の称号がつくほか、カトリック教会での祝日ができ、記念する聖堂や祭壇が作られるという。

 ヨハネ・パウロ2世は在位中、1997年9月に死去したマザー・テレサの列福調査を早め、03年10月にスピード列福させた例がある。
お亡くなりになられた当初から、この手の記事は時々、目にしていましたがいよいよ正式に始まったようですので、一応採り上げておきます。

この場合の奇跡って、どれなんだろう?銃で撃たれたけど、マリア様のおかげで弾がそれたのも奇跡の一つ? この記事だと「聖人」へ向けてとあるけど、福者だけでなく聖人となると奇跡も複数必要だったような? ちょっと詳しいこと知らないんですが、奇跡の内容が気になりますね。あと、聖人になられたら、当然ご利益あるんですよね。いろんなものが聖遺物として祀られるのでしょうか?その辺りも興味深いです。最近、聖遺物の出てくる本ばかり読んでるな私。
posted by alice-room at 01:41| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【ニュース記事A】 | 更新情報をチェックする
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