2018年03月11日

「芸術と青春」岡本 太郎 光文社

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本書を読むまで岡本太郎という人物を全く誤解しておりました。

パリとかにいたのは知っていたし、岡本かの子の子供であることも知っていましたが、ソルボンヌで民族学や社会学とかやっていたのは意外でした。

他にも芸術というものに対する、『真摯な』・・・という表現を通り越した、激烈な生き方という姿勢に感銘を受けました。若さ故というありきたりな言葉では語り切れない、情熱の迸りを感じる文章ですね。

実に興味深いです。

太陽の塔やグラスの底に顔があってもいいじゃないか。だけではなく、芸術家岡本太郎氏に強く関心を持ちました。

太陽の塔のコンセプトが当時の万博の経済成長に浮かれた中で、あの当時、距離を置いたスタンスであったこと、また、それを知りつつ、許容し、あえて岡本太郎氏に依頼した当時の万博の主催者、まだまだ日本に余力と勢いがあった当時が偲ばれます。本書を読んで、ふとそうしたことを思い浮かべました。

一読しておいて損はないかと。
著者の他の作品も読んでみたいなあ~と思いました。
【目次】
1 青春回想
2 父母を憶う
3 女のモラル・性のモラル
芸術と青春 (知恵の森文庫) 文庫 (amazonリンク)
ラベル:書評 アート 芸術
posted by alice-room at 01:55| Comment(0) | 【書評 小説C】 | 更新情報をチェックする
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