2005年06月25日

「スペイン巡礼の道」小谷 明, 粟津 則雄 新潮社

実は、この本文章をほとんど読んでいない。完全に写真だけを見て、文字はパラパラと見るのみ。まともに感想を書くのはおこがましいがすぐ見たことを忘れてしまいそうなんで一応、書いておく。

結構、写真が多い。まだしばらく、巡礼に行けない身としては(行くつもりでいるあたりが私らしい)、まずは写真でその雰囲気でも知りたくてしょうがなかったのでそれだけで嬉しい♪♪ こないだ「巡礼の道」という本を読んだが、その前に買っていたのが本書。期せずして同じサンチャゴ・デ・コンポステラ(聖ヤコブの遺骸が葬られた土地の上に建てられた大聖堂へ至る道)について書かれている。先日のは文章で今回のは写真で。特に意図してはいなかったのだが、奇縁とでもいうべきであろうか。

文章で語られていた旅の大変さが映像で形を与えられてより思いが深まりました。この本は絶版ですが、別な著者で同様の巡礼の本があるのでそれを見てもいいかも。今度はこの本を眺めながらもう一度、「巡礼の道」という本を読み返してもいいなあ~と思いました。絶対に味わいが増しますよ~。こういうのいいなあ~、ホント。

私は奈良の古道を1日30キロ歩いて、道筋にある社寺を参拝して回ったことがありますが、それはたった1日でしたから…まだ楽。当時はもっとも険しい山道を1日に50キロ前後歩いていったそうです。う~、足が腫れちゃいそう。でも、いつかトライしたいですね! シルクロードも行きたいけど、こちらの方が優先順位高いですね。

しかし、現代になってもやっぱり自然がたくさんと…というか、田舎の結構すごいとこ歩くみたいですね。最近は、巡礼する人も増えてきたみたいで整備も進んでいるようですが、遍路宿みたいのあるのかな? 

まあ、知りたい事はいろいろあるものの、やっぱりこの写真を見てると実際に目で見たくなります。本を片手にデジカメ持って(俗物?)旅したいなあ~。

スペイン巡礼の道(amazonリンク)

関連ブログ
「巡礼の道」渡邊昌美 中央公論新社
posted by alice-room at 01:21| 埼玉 ☁| Comment(4) | TrackBack(0) | 【書評 宗教A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
熊野は、どこを歩きましたか?
定番の中辺路辺りでしょうか。
私は来月、奈良と和歌山の行政巡りをしますが、熊野の「現物」をちょこっとだけ見てくるにはどのあたりをどのくらい見ればいいかしらとちょっと考え中・・・
(社)観光連盟の人が「ベストシーズンは7月と8月以外です」っていう時期に突入するわけで、天候にも自信のない雨女でありました。

サンチャゴ・デ・コンポステーラと熊野古道それぞれの世界遺産ノミネーションファイルを比較してみたらちょっと面白いかもしれません。
Posted by マユ at 2005年06月25日 13:23
こんばんは、マユさん。熊野はまだ行ったことないんですよ。世界遺産に決まったのに…。私が奈良で歩いていたのは山野辺の道(山の上道?)。名称をよく覚えていないのですが、奈良時代の官道だった所です。学生時代に一度、歩いていて捻挫して断念して以来、気になっていたのですが、数年前に再挑戦してようやく歩き終えました(満足)。

マユさんは熊野に行ってこられるのですね。楽しんで来て下さ~い!せめて天気だけは晴れて欲しいですね。熊野道も歩いたら結構距離あるんでしょうね。熊野詣って昔から有名ですし。気をつけて行ってらっしゃ~い。

両者のノミネーションファイルですか。あれって、それぞれのアピールポイントを書いてあるんですよね。縁起から始まって、どれほど人々から信仰を集めており、地域に密着した世界的な文化遺産かをデータを出しつつ、訴えているんでしょうから、きっと面白いんでしょうね(ニコニコ)。ホント見てみたいですね。
Posted by alice-room at 2005年06月25日 23:54
基本的には行政へのヒアリング調査なので、熊野はちょこっと覗いてくる程度になりそうです。
山の辺の道、わかります。長岳寺とかのエリアですね。

紀伊・熊野のノミネーションファイルは、あの膨大な地図部分を除き、テクスト部は容易く入手できるはずで、多分明日ゲットしてきます~。
Posted by マユ at 2005年06月26日 12:17
あっ、それです。山の辺の道。記憶力がないもんでお恥ずかしい。奈良時代の結構、有力な寺社が多く楽しかったのを覚えています。シーズン外れるとほとんど人がいなかったです。

お仕事の合間でも、素敵な気分転換になりそうですね。熊野、気をつけていってきて下さいね。
Posted by alice-room at 2005年06月26日 16:35
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック