
10巻で完結。
そう思っていたのに、本屋で続きを見つけてビックリしましたね。
えっ、えって!!
なんか10周年記念企画とかで、みーまーのお子さん達のお話とのことです。
懐かしい、あの文体というかスタイル、世界観の再来です。
最後の解説で説明される毒ある、優しい(救われない)世界ですが、その辺も変りはないですね。
引きずるような余韻を残します。
でも・・・ね、なんというか以前ほどの強烈な、世界を揺るがしかねないような衝撃をもうこの作品からは受けませんでした。
悪い意味で読書の私が慣れたのか、著者が成長していないのかは分かりませんが、11巻は不要でしたね。要らない本でした。
もっとも、読者としては続巻があれば、買いますけどね。もし、12巻があったとすれば、出来はともかくとしてきっと、必ず、買って読むんでしょうが・・・感想は、たぶん、また要らない本ってことになるとは思うのですが。
それでも、やっぱりみーま―好きですね。
続きを読みたい、そういう気持ちもあったりします。
決してそれは読者も著者も幸せにはしないものだったりしても、それでも読みたいというのも、また悲しい欲望なんでしょうね。
10巻まで読了した人は、とりあえず、買って読みますね。読むでしょう、きっと。
バットで殴られても、それに気付かなくてもね。
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