2018年12月09日

「中世の知識と権力」マルティン・キンツィンガー 法政大学出版局

う~ん、このシリーズは時々、面白いものがあるので読んでみたのですが、ハズレですね。

現代的視点から、中世を見てどうのこうの言うってのは、まあ、分かるんですけどね。
人は常に自分の立ち位置からしか、それ以外のものを見ることは出来ないってのは確かに歴史というものが内在せざるを得ないものであることは別として、個人的にはそんなこと不要で、さらに言うなら無駄な著者の独り言でしかないかと。

それ以外にもなんというか、説明のポイントが私の知りたいことには全くかすることさえなく、こんなの読まない方が良かったというのが感想です。実際に飛ばし読みしつつ、目を通したのですが、それさえも途中で止めるほど私には得るものの無い本でした。

【目次】
1 中世の知識と中世における知識―近代への道
2 修道院の僧房と権力中枢―中世からの道


中世の知識と権力 (叢書・ウニベルシタス)(amazonリンク)

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ラベル:書評 中世
posted by alice-room at 01:06| Comment(0) | 【書評 歴史B】 | 更新情報をチェックする
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