
仙人とその仙人に縁あるものの仙人になれないゆとり世代のニートみたいな若者とのとりとめもない旅日記的な何か。
良くも悪くも、のどかな時間の流れが心地良い作品。
中国の支怪小説の風情濃厚な作品。
聊斎志異とか平妖伝とか読んでる人には懐かしい感じがしますね。
出てくる不思議な存在達は、それほど珍しいものではないが恋愛感情についての記述が多いのは今風ですね。
その辺はもっと淡い感じでいいかと。時にいささかくどいかなあ~っと。
この文体としてはですが・・・。
ネタばれになりそうですが、人の皮とか普通に中国だと出てきますからねぇ~。
人間の塩漬け肉の話とか、嫁として少女を金で買ってくるとか、まあ、普通ですしね。
基本的に本書のノリは好きですので残りのシリーズも全部読破してしまうかと。
久しぶりに読んでみると面白いです。
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