2005年07月10日

ほおずき市と合羽橋の七夕祭り

hozuki.jpg御存知、浅草寺のほおずき市です。この市の期間(7月9日、10日)にお参りすれば、四万六千日お参りしただけの功徳があるそうなので昔からたくさんの人が集まる夏の風物詩ですねぇ~。正直な所、人ごみとか大っ嫌いのくせに、何故かそういうのを観に行くのは嫌いじゃない(っていうか、スキ!)というミーハーな性格が出てきてしまうなあ~。

もう何度か行ってるし、去年も行ったばかりで本来ならもう行かなくてもいいんですが、いかにも夏のイベントっていう雰囲気を味わいたいばかりにノコノコ出掛けてきました。まあ、私の場合は現世だけでなく、前世も罪深い生き物だったんでしょうから、その分もお参りしておく必要があるのかもしれませんが・・・(苦笑)。

夕方5時近くから、軽く覗いただけなので生憎の雨の中でしたが、それなりに人は出ていました。外国の人も多かったですね。普段も多いけど、今回は特に。まさにお祭り騒ぎって感じがいかにもイイです(笑顔)。

これから色づく楽しみのある青いほおずきの鉢が多かったですが、真っ赤なものもありましたのでパチリ。これもイイですが、隣で売っていた「吊りしのぶ」も捨て難い魅力がありますねぇ~。どちらかというとこちらの方が私の好みなんで。

turisinobu.jpg

ほおづきって子供の頃、一生懸命もんで周りの皮を破かないように、綺麗に種と実を取り出すものだと母に教わった覚えがあります。で、綺麗に皮だけ残したものを口の中で、膨らませて鳴らすんですよね。せっかちな私はどうやっても、皮を破かないほど中の実が柔らかくなるまでもむのを我慢できず、一度も鳴らせた覚えがありませんでした。今の人は、こういうのしないんでしょうかね? 

映画の一場面で見た台詞を強烈に覚えています。「・・・ほおずきの女の魂。ほおづきを女が男に口渡しするのは、魂を男に委ねているのさ・・・」そう売り文句を語るほおづき売りの老婆。怪しい中に真実が潜んでいるかのようで、妙な背筋の寒気と共にほおづきを見るたびに思い出します。そうなんだ、女性の魂なんだって・・・。

さてさて、魂を売り買いする恐ろしい場所は後にして、浅草から上野への道すがら、合羽橋の七夕祭りへ。こちらは町内会の七夕祭りってカンジでしょうか。仙台の七夕とかを期待していた友人は、ショックを受けていましたが、これが普通によく見るレベル。まあ、ちょっと変わった店がたくさんあるし、それらを冷やかしつつ歩くのは楽しい(はずだった・・・)。

tanabata.jpgちょっと雨が強くなってきてね。最後は余裕が無く、歩く羽目に。まあ、これも夏故でしょうか。軽く濡れて歩くのも粋(?)ですよね・・・負け惜しみのような。七夕の吹流しはあまり写真に撮るほどでもなかったのですが、妙にキュートな河童君を発見。雨が降ってお皿に水があふれ、生き生きしてるようだったのでココでもパチリ。河童だけに尻子玉を抜かれないうちに早々の退散と相成りました。

それからは、ダイニング・バーで人と一緒に飲み。焼酎全品半額のクーポンがあったので最初の黒ビール以外は、焼酎をロックで。結構、たくさん飲みましたね(笑顔)。「神楽舞」「伝」「黒丸」「加計呂麻」等々。わ~い!お酒と食べ物さえあれば、それだけで結構幸せだったりします。後は、美味しい酒の肴としての話題かな。今日も楽しかった一日でした。

宵待草のブログより、こちらを先に書いてたんだけど・・・、まあいっか。しかし、チュニジアの旅行記を書いている暇がない(オイオイ)。明日は日曜で読書とブログ書きに精出しましょうっと(笑顔)。
posted by alice-room at 03:53| 埼玉 🌁| Comment(6) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
酸漿に反応してしまいました。この映画は、鈴木清順「陽炎座」(原作泉鏡花、主演松田優作)ですよね。題名は 「陽炎座」ですが、「春昼・春昼後刻」も組み合わされています。酸漿の場面の元ネタは確か鏡花の「酸漿」だったと思います。映画とは関係ないのですが、「婦系図」の冒頭でも酸漿が出てきたことを覚えています。
鈴木清順の映画、お好きなんですね。僕は、「陽炎座」のDVDしか持っていません。機会があったら他の作品も見てみたいと思います。
浅草寺のほおずき市、楽しそうですね。
Posted by lapis at 2005年07月10日 13:09
浅草近辺は大好きなところです。
浅草の神谷バー、焼きカツ屋モモタロー(松屋の方面)、演芸ホールとはしごして、夕暮れの吾妻橋を見ればもう満喫。
今年のほおずき市は逃してしまいましたが、私もきっとほおずきと吊りしのぶの間でうろうろしそうです。

私は父さんに教えて貰いましたよ、ほおずきの笛。
口の中に入れることを嫌う母を横目に、父とふたりで、宝石の玉のような綺麗な色した脆弱な「もの」忘れられません。今でも、できるかなぁ。
Posted by マユ at 2005年07月10日 13:18
浅草近辺いいですね。私も日本に行ったら一度訪ねる感じです。合羽橋周辺も。
夕暮れ時に賑やかな売店にそれぞれ灯りが点ってゆくとするリと昔の記憶が前に出てきて、なんともいえない気分とその場の喧騒が2重に重なる。
という感じです。
ほうずきで遊んだ時の青臭くて甘酸っぱい香が思い起こされました。
Posted by seedsbook at 2005年07月10日 16:29
TBありがとうございました。
浅草は、今回で2回目でしたが、面白いお店がたくさんあって、また行こうと思ってます。
Posted by GO'n'BE! at 2005年07月11日 01:07
浅草寺ほおづき市、10日に行ってきましたよ。
夕方でしたが、まだまだ結構な人でしたね。
つりしのぶを買おうと思っていたのですが、
買いそびれてしまいました。
だから今年はまだ風鈴の音がありません。寂シ。
Posted by cafenoir at 2005年07月11日 01:15
lapisさん>ピンポーン!正解です。陽炎座です。清順監督の大正三部作だったかな?DVDでの発売が決まるや否や予約を入れて即、購入してしまいました(笑顔)。酸漿っていうんですね、ほおずき。実は今、初めて知りました。鬼灯と書いたり、語源を調べても面白そうですね。ほおづき市も良かったですが、是非、機会があれば清順監督の「ツゴイネルワイゼン」「夢二」もお薦めです。

マユさん>趣味渋過ぎ(ニヤリ)。私もしばしば神谷バーでまっ昼っから電気ブラン(old)を飲んでおりますが、隣の席とかにいたりして・・・。今月は花火の時にまた、いそいそと出掛ける予定です。ほおずきのあの色、確かに美しく輝いて見えますね。うんうん。

seedsbookさん>是非!機会があって皆さんの都合が会えば、神谷バーあたりでお会いできたら、楽しそうですね。相当怪しい集団に見えると思いますが・・・(自分の事はさておいて)。

GO'n'BE!さん>こちらこそ、コメント有り難うございます。いいですよねぇ~。時々、訪れたい場所ですね。

cafenoirさん>つりしのぶもいいですよねぇ~。本当に風が心地よく感じられます。風鈴って、目に見えないモノを感じさせてくれる素敵なものですよね。隣の家で既に吊るしているので、その音を楽しんでおります。



Posted by alice-room at 2005年07月11日 02:53
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