2005年07月16日

いざドゥッガへ 其の一~チュニジア(7月1日)~

朝からお腹の調子は悪いままで正直言って長時間の移動は不安? トイレ大丈夫かな? 朝食も控えめにして水分も控える。水も冷蔵庫から出してあまり冷えてないものを飲む。おいしくないけど、ガマン&ガマン。全てはドゥッガの古代遺跡の為。

今回は金で済まされる所は全て金で済ます。この炎天下、ドゥッガの遺跡で歩き回ることを考えると体力温存が最優先課題!! 絶対に古代ローマ帝国を見るんだ!

バス・ステーション

8時にはホテルを出てタクシーを拾う。初めてメーターで支払う約3TD。バス停まで汗一つかかずに到着。ちょっと感動。メトロでも行けるのだが、メトロに乗るまでが面倒だし、降りた駅から歩くことを考えると迷子になる私には大きな時間と体力の節約です。チケット売り場は珍しくすぐ見つかり、すんなりと切符GET。発車時刻を聞くと、8:30出発。あと10分ぐらいで非常にスムーズ(通常1時間に1本の間隔)。バスはたくさんあって分からずにチケットにかかれたテブルスークの文字を見せつつ尋ねたら、すぐ教えてもらえた。ラッキー。

バス内部

念の為に、バスに乗り込んでからも人に聞くとOKとの事。安心した。やや遅れたものの35分に出発。エアコンは入っていないが、窓から風が入り、全然暑くない。非常に快適。今日は日差しもやや弱め。本当についていたかも。ガイドブックには1時間半の所要時間とあったがこれなら楽勝かも。

結局、2時間近くかかったが、人はドンドン降りていき、テブルスークまで乗っている人は少なかった。そこからドゥッガへ行くのだが…??? 見渡してみると、タクシーがない。なんとかして探すか、最悪、金の力で白タクでも頼むかと悩みかけた所…。捨てる神あれば拾う神あり。案ずるより産むが易し。おじさんが声を掛けてきた。「ドゥッガ?」「Oui.」とそこで値段を聞くと15TD。ガイドブックに書かれたまんまの値段。ほんとかよ~っと思いつつ、値切るまでもなく、飛びついた。往復で他に足が無いし、6キロなんて夏の炎天下に歩けません。道も知らないし…。日本なら楽勝で歩くけどね。

最後に白タクとか思ったらルアージュ(乗り合いタクシー)でした。結構な距離乗りましたよ。6キロ以上ある感じ。体感的には砂漠とは言わないまでも広々とした大陸って感じの道路です。道は良かったですよ。

入口から見たドゥッガ遺跡

で、ドゥッガに行くと、あっ、あれだ!! 絶対コレ!! うわあ~、なんか胸に熱いものがこみ上げてきます。山の斜面みたいなところに巨大なレンガ作りの建築物。あのパンテノン神殿でお馴染みのような神殿が目に入ってくる。この感動だけは何物にも代え難いです。心の底からチュニジアまで来た甲斐があった。これさえ見れれば、、バカ高いエール・フランスのエアー代もお釣りが来て余る。だってこれだけのものは、そう見れませんよ。おそらくどこ行っても。チュニジア一の最良の保存状態のローマ遺跡。まさにその名にたがいません。

~ドゥッガ遺跡の紹介へ続く~
posted by alice-room at 01:43| 埼玉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 【旅行 散策A】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
しかしローマ帝国というのはホントすごかったんだなあ。。と感心します。
だって、遺跡がチュニジアにもそしてドイツにまであるのだから。。。
あしたカタルゴあたりの話TVでかかると宣伝してます。出来たら見てみようっと。
Posted by seedsbook at 2005年07月16日 02:05
本当に凄かったと思います。領土が広かったというのもありますが、あれだけの建築物を作り上げ、帝国内のどこにでもあった『道路』。幅がどこに行っても同じでしょ、軍事目的とはいえ、その徹底さには頭が下がります。しかも帝国領土内には共通のローマ法が使われ、貨幣も共通。軍隊が道路を守っているので、下手したら今と負けないくらい治安も良かったそうです。だから、当時も旅行のガイドブックが作られており、いかにたくさんの人々がこの道を使って観光旅行にも出掛けていたか分かり、楽しいです。その土地土地の物価が分かるような記述もあるそうですよ。しかも、あの当時も観光地は値段が高くぼったくられていたそうです。そんな文章が残っていると聞いて、私は思わずニヤリとしてしまいました。
日本でもあれば、私も見てみたいかも?カルタゴの映像。
Posted by alice-room at 2005年07月16日 13:53
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