「一音を外す者は去れ」とか、研修所での風景などが紹介されていた映像も面白かったのですが、それらに対する浅利氏の発言が実に(!)楽しい♪
「舞台ってのは本が8割、面白い本であれば、役者がそれをきっちりとお客さんに伝えられるだけで成功する」・・・人気スター(役者)個人の人気におんぶにだっこで、やられている某商業演劇等とは、根底から考え方が違う事を改めて感じました。
四季の会報誌「ラ・アルプ」だったかな? 記憶が定かでないが、キャスト制を採っているのも根底はこれなんですよね。オーディション制でその時々の舞台に最適と思われる人物を選ぶと同時に、複数キャストで実際に演じる時点でももっとも好ましい役者さんが演じる。
それゆえ、四季の舞台は直前まで誰が演じるのかが分からず(キャストホンとかあるけど)、役者さん個人のファンにはなかなか大変な状況なんですけどね。
それと・・・浅利氏が「僕が死んだら、四季はつぶれるかもしれない」的な発言は、それに続く「混乱期の中での立ち上げ時の苦労を経験するような機会は現在では無い」という言葉とあわさって、感慨深いです。
現在の四季では、極力システムとしての意思決定や組織運営が図られているそうですが、ベンチャー企業の場合、確かに創業者が亡くなると傾く会社が多いですもんね。信念と情熱で積極的にリスクをとり、困難を克服する強烈なリーダーシップは、通常の組織の中で成長した人物には、荷が重いのも事実でしょう。
でも、劇団四季には頑張って欲しいですね! 最近、私も四季行ってないが、話題の「ウィキッド」チケット手に入れて観に行きたいなあ~。ファントムも見たい♪ 未読の「ラ・アルプ」が積まれているし・・・読まんと!
ラベル:劇団四季