2005年07月26日

教皇「ハリー・ポッター」には批判的見解

[SKJ]■世界キリスト教情報■第760信より抜粋
教皇「ハリー・ポッター」には批判的見解

 【CJC=東京】発売時間を一方的に決めるなど、版権高騰を理由に高めの頒価設定したり書店に高姿勢で臨んだりしながらも、それらを逆手に大部数を売り上げる「ハリー・ポッター」シリーズ。キリスト教世界では、日本では想像出来ない現象も起き、売り上げを左右しかねないことにまでなっている。

 今回の話題は教皇べネディクト十六世がシリーズについて批判的見解を持っていることが7月13日改めて浮上したこと。

 同シリーズを批判した『ハリー・ポッター=神か悪魔か』(仮題)の著者が2003年に教皇(当時はバチカン=ローマ教皇庁=教理省長官ヨーゼフ・ラッツィンガー枢機卿)から受け取った書簡2通の抜粋を自身のウェブサイトで公開して明らかになった。

 教皇はシリーズが「若い信者を迷わす」との著者の考えに同調し「ハリー・ポッターについて人々を啓発することは良い行いだ。同作品は、気づかぬうちに作用する巧妙な誘惑であり、それ故に、魂に宿るキリスト教精神が正しく育まれる前に大いに歪められてしまう」と述べている。

 教皇のハリー・ポッター批判は、早くも英国では小学校に影響を与えている。在京のスポーツ紙『日刊スポーツ』によると、リンカーンシャーの小学校で企画されていた魔法使いや魔女の格好で登校する「ハリポタデー」について、保護者や地元の聖職者から「子供を悪の道に導く」とクレームが相次ぎ、中止になったという。
この記事自体は、他のニュースソースでもあちこちで見たので特に採り上げるつもりもなかったんですが、これに続く記事が気になったので…
米国中に魔法まかり通る 

【CJC=東京】著作と講演で知られるスティーブ・ウオールバーグが『デス
ティニー出版社』から『魔女の時』を刊行した。その彼が「ご存じでしたか」と尋ねたのは「ウィッカ(非キリスト教神秘主義)魔法」が今米国では最も成長している宗教であり、特に十代の間で急速に伸びている、という。宗教組織として見ると、米国では7番目に大きい。

 魔法が売り物にもなっている。巨大小売業『ウオルマート』は呪文や薬などを扱った魔法関係の本一式を取り揃えている。

 ハリー・ポッターのシリーズが売り出されてからというもの、『ウイッカ』関係の物品売り上げは急増している。テレビのシリーズ番組と映画が十代の少女に『ウイッカ』を広めている。 インターネットのウェブサイト(ホームページ)でも占いやまじないなどをティーンエイジャーに魅力的に売り込んでいる。

 世界的に有名な「魔法使い」オベロン・ゼル=レイヴンハートの著書『見習い魔法使いのための呪文書』(New Page Books, 2004)はインターネット書店『アマゾン』でも購入出来る。

 同書は、急増するハリー・ポッターの読者を対象としている。本物の魔法使いのことを知りたがっている、という。物語はまさに『ウイッカ』や魔法を描いている。
日本でもパワーストーン屋とかエスニック雑貨屋とかが最近、とっても多いし、陰陽道ブームなんかがあったのも似たような現象か? しかし、そんなにたくさん売っているだあ~。そういえば、日本の子供にアンケートした結果で今の小学生を天動説を信じてる方が多いそうだし、どうなるんでしょうね? 社会的不安がスピリチュアルな方向に向かうのは歴史的にもありがちだけど、今のご時勢に携帯で占いサイトをチェックして服装やラッキーアイテムを気にする人々が多いというのもちょっと理解できないのだが…? 流行っているんだよね、実際。方違えで物忌みしていた平安貴族と精神的には進歩ないのかも、深刻さは違うにせよ、人間は変わらないものなのでしょうか??? 単なる遊びならば、いいのですが…。

アメリカが魔法で戦略兵器でも発見してくれればいいが…某イラクにて(勿論、皮肉です)。なんか怖いねぇ~、その魔法のノリで現代の電子戦を闘うんでしょうか。BBCか何かで報道してたけど、米軍では新米兵士が初めての戦場で緊張して引き金が引けなくなるのを防ぐ為、シューティング・シミュレーションを体感型でやらせるそうです。これを何度もやることで、初戦でもためらわずに人を狙って銃を撃てるそうです。データ的にも新米兵士の死亡率が低下したとか。

非常に合理的で軍としては素晴らしい成果でしょうけど、それを操る人は魔法好き…。う~ん、現代は怖い時代なのかもしれない。人それぞれ、個人としてはいい人がいっぱいいるんだけど、○○の国民とかなると…憎しみが生まれるのが悲しい。
posted by alice-room at 00:16| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(2) | 【備忘録A】 | 更新情報をチェックする
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