で、いきなり感想。うん、久しぶりに見た。こんなくだらない映画。少なくとも怪談ではない
と思う。意味分かんない的な理不尽さはいいとしても、発展性が無い。場面を切り取ったとしても、そこに何の価値も見出せない。怖いことは怖いけど、なんか不快な怖さ。後にまで残って…じわじわ~とくるタイプではない。端的に言うと、かなりパカっぽいカンジ。
おバカやナンセンスはかなり好きなのだが、お子様レベルのセンスに感じられてしょうがない。現代版の怪談ってなんで、こう発想力がないのだろう? 別に舞台が現代であっても怪談がなくなってしまうはずはないと思うだけど…。せいぜい都市伝説の水準止まり。すっごい欲求不満になった。もっと、怖いのないのかなあ~。少なくともこんなの観ないでもっといい映画を観ましょう。たぶん、真正怪談好きには受け入れられないものです。センスもないし、情緒もない。
怖くて&怖くて…布団にもぐって、でも眠られず、朝までじっと時の過ぎるのを待つ。そういう経験を最近したことがない。荒んでしまった私の神経にも問題があるのかもしれないなあ~。昔は徹夜しただけで怖かったもんだが…。ふと、思いだした! 昔、テレビで見た「猫目小僧」という妖怪(?)番組がすっごく怖かったのだが…DVDとかになってないのかな?
(内容紹介、amazonより抜粋)
「夜警の報告書」
深夜のビルで夜警たちが見たものは?亡者の群れ・・・無数の手が抱きついている・・・。
(吉田秋生監督作品 出演:竹中直人、林泰文)
「残煙」
山の奥から聞こえてくる怪しい音。夜の山道で迷ったOLたちが消えていく!残ったのはタバコの煙だけ・・・。(鈴木浩介監督作品 出演:坂井真紀、坂上香織、佐藤康恵)
「手袋」
眠っている私の首を、女の手が絞めている。それは、彼に想いを寄せ続けていた女の手だったのだ・・・。(佐々木浩久監督作品 出演:高岡早紀 大沢樹生 )
「重いッ!」
深夜になると見知らぬ男が私の上にのしかかる。(鈴木浩介監督作品 出演:井上晴美 北村一輝)
「姿見」
高校卒業を目前にひかえた僕たちには、ひとつだけやり残したことがあった。体育館倉庫の姿見・・・その中に見たものは・・・。(三宅隆太監督作品 出演:上條誠 内野謙太)
「視線」
文化祭のビデオに写った看護婦らしい女の影。霊を見せ物にしてはいけない。由加里を睨み続ける狂った眼・・・。(豊島圭介監督作品 出演:堀北真希)
「約束」
「名前を呼ばれるから、返事するんだぞ。」叔父の留守番をする浩之を呼ぶ女の声。振り返ると、とてつもなく大きな女が・・・。(雨宮慶太監督作品 出演:曽根英樹 小野寺昭)
「ヒサオ」
「お母さん、ずっとヒサオと一緒にいるから。」イジメで殺された息子。ベランダに首吊り死体が揺れる。(平野俊一監督作品 出演:烏丸せつこ)
怪談新耳袋 劇場版(amazonリンク)
http://www.safins.ne.jp/~soumon/miyabe2.htm#mimi
根岸肥前守鎮衛の「耳袋」がモトネタで、その現代版?アレンジ?
僕には、その感慨だけしか残らなかった映画です。
これを映画と呼ぶのも、今となっては恐縮します。
宮部さんの作品にそういうのがあるのは知りませんでした。今度、ちょっと覗いてみたいです。どうも有り難うございました。
cafenoirさん>やっぱ、ちょっとキツイですよね。深夜のTVでやるぐらいなら、面白いかもしれませんがお金かけて映画というのは…? もうちょっと作り込んで作品数を絞ればいいのに…なんて思ってしまいました。
seedsbookさん>原作の漫画は何度か連載中に見たことがあります。映画はあるの知ってるのですが、ちょっと観たいタイプではなかったので。なんか相当奇妙な感じだったんじゃないですか…。みんな渦巻いてしまうんですよね。漫画は最後まで見ていなかったんで結論は私も知らないんですよ。どうなるんでょうか? そこはちょっと関心がありますね。
変な質問にもお答えいただき有難うございます。
いえ、面白い事無かったんですが、何しろ文句言いながら見ていたくせに、途中でブチッだったので気になりました。ドイツ語吹き替えですからまた感じも違うかもしれませんけど。