
臨済宗妙心寺派の禅寺。観光名所らしく、しばしば紹介されていたのでいつか行こうと思っていたのですが、バスに乗るのが面倒で避けていました。
こないだの三連休に暇だったので行った時の写真です。
【wikipedeiaより】
平林寺(へいりんじ)は、埼玉県新座市野火止にある臨済宗妙心寺派の寺院。山号は金鳳山。修行道場として僧堂が設置されている。
寺院周辺の雑木林は、武蔵野の面影を持つ雑木林として、1967年(昭和43年)に国の天然記念物に指定されている。
永和元年(1375年)現在のさいたま市岩槻区に創建。開山は石室善玖(せきしつぜんきゅう)、開基は大田備州沙弥蘊沢。
寛文3年(1663年) 川越藩主松平信綱の遺志をうけて、子の輝綱が菩提寺として野火止に移転。
当初は臨済宗建長寺派。大徳寺派を経て妙心寺派の寺院となった。

ここの敷地は非常に広く、境内には滅多にないほど紅葉が多くて秋の行楽シーズンには、たくさんの人が訪れる場所だそうですが、今の時期には、人影もまばらな程度でした。

いかにも禅宗らしく、シンプルな建築物ですが、植物の緑と相俟って雰囲気はなかなかいいです。

こんなアングルで紅葉したら、さそかし綺麗だろうと思いません?

本当にたくさんの紅葉がある中で、ここだけ一足先に薄く赤く色付いてました。

これ、本堂です。飾りらしい、飾りというか装飾がないんですよ~。まるでシトー会の教会みたい。でも、周囲の緑には、本当によく映えます。

これも緑でかかっているのは、紅葉達です。

灯篭。

禅宗らしく、唐様の窓もいかにもってカンジ。


増田長盛の墓。
一時は、豊臣政権下で五奉行の一人であった超VIPも関ヶ原の戦いで破れ、主流から外れるとこんな寂しいお墓になってしまんですね。立身出世はまさに泡沫(うたかた)の夢。
他にもこの寺には武田信玄の娘の墓もありました。なんでここなんだろう?

野火止用水です。今は空堀となってます。

雨ばかり降っていたからでしょうか? 敷地内を散策していると、異様にきのこがあちこちにニョキニョキと生えていました。

こっちもそうだし、いろんな種類のきのこがあちらこちらに。

これって、使われている小屋でしょうか? ちょっと映画のセットみたい。

彫刻らしい彫刻は、これぐらいかな?

そしてこちらの龍ぐらい。個人的には、もっとこじんまりとした寺でも職人が技で魅せるような凝った彫刻のあるところが好きな私の趣味ではないなあ~。
寺も風情はあるものの、歴史も浅いし、境内に入るのに有料なのはいささか抵抗感を覚える。紅葉の時期、限定とかなら分かるけど、お金を払ってまで見に行くお寺ではないような気がする。
それだったら、寄居とか秩父の寺の方がずっと&ずっと良い。まあ、紅葉シーズンだったら、行ってもいいかも? もっとも私だったら吾妻渓谷を観に行く方をお薦めします。夏に行ったのですが、絶対にお薦めです。