2005年08月12日

マッハ !(2003年)プラッチャヤー・ピンゲーオ監督

maha.jpg観る前は相当、期待していました。で、結果はというと…私の場合はいまいち。アクションについては全く問題なく素晴らしい!! これを生身でやっているというと、凄いとしか言えないし、なかなかGOOD。アクション映画としての評価が高いのも分かります、うんうん。

ただねぇ~、この主人公笑わないの。微笑が無い。別に爆笑したり、コビを売る笑いはいらないが、こう時折「ニヤリ」とか、「フフン~」とか冷笑さえしない。真面目に純朴で頑張ってます。だけで、なんかキャラクターがいまひとつたってないように思った。私的には印象が薄~いんだな、これが。脇のキャラも基本を押さえてはいるんだけど、もう少しキャラの特徴が無いと…。下手したら悪役の方がキャラたってるかも? どちらにしてもインパクト不足。アクションがあれだけなら、キャラもそれに応じた水準じゃないと、なんかチグハグ。

最近の日本のニュースの方がキャラたってるもん。先日捕まった道路公団の副総裁なんて、どっからどうみても悪玉ジャン! 国会の郵政反対議員も、自らの意思で反対したんだから、当然腹をくくって自力で選挙を勝ちますよ~とか言うのかと思ったら、かなり腰がひけてる。なんかヘタレの悪の手下みたい。まるで漫画だしなあ~。水戸黄門や暴れん坊将軍なんかより、現実世界が面白いもん。素敵な時代だ。

まあ、そんな感じでこの映画は映画館行かなくて良かった。あやうく後悔するところでした。あと中途半端に死ななくてもイイ人が死ぬのも嫌い。たかがアクション映画なら、悪人だけ無残に死ねばいいのに、善人を殺すのは不快。しかもこの手の王道のように、前半で殺されて敵討ちならまだ、許せるが、中盤から後半にかけて死んでも意味無いし…。娯楽作品としては、個人的な希望としては、悪役が全部虐殺されるのがいいな。ランボーとか。どうもストレスが溜る映画でした。

う~ん、不完全燃焼。悪い奴がやられる所、みた~い!!(オイオイ)

ちょっとだけ粗筋。タイの農村で人びとに崇められている仏像の頭部が盗まれた。それを取り戻す為、僧侶からムエタイの指導を受けたいた若者がバンコクへ向かう。そこにいたのは、骨董的仏像を盗難・売買する組織が待ち受けていた…。

マッハ ! プレミアム・エディション(amazonリンク)
posted by alice-room at 21:06| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(1) | 【映画・DVD】 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください

この記事へのトラックバック

マッハ !
Excerpt: マッハ ! プレミアム・エディション おすすめ度:★★★  CGなし、ワイヤーなし、スタントマンなし、早回しなしという文字通り肉体を駆使した正統派の格闘技映画である。  アクションは、ム..
Weblog: おすすめ本と最新映画情報【書評と映画レビュー】 本検索、本通販、映画館、読書感想文、評論、批評
Tracked: 2005-12-04 12:04