
ただねぇ~、この主人公笑わないの。微笑が無い。別に爆笑したり、コビを売る笑いはいらないが、こう時折「ニヤリ」とか、「フフン~」とか冷笑さえしない。真面目に純朴で頑張ってます。だけで、なんかキャラクターがいまひとつたってないように思った。私的には印象が薄~いんだな、これが。脇のキャラも基本を押さえてはいるんだけど、もう少しキャラの特徴が無いと…。下手したら悪役の方がキャラたってるかも? どちらにしてもインパクト不足。アクションがあれだけなら、キャラもそれに応じた水準じゃないと、なんかチグハグ。
最近の日本のニュースの方がキャラたってるもん。先日捕まった道路公団の副総裁なんて、どっからどうみても悪玉ジャン! 国会の郵政反対議員も、自らの意思で反対したんだから、当然腹をくくって自力で選挙を勝ちますよ~とか言うのかと思ったら、かなり腰がひけてる。なんかヘタレの悪の手下みたい。まるで漫画だしなあ~。水戸黄門や暴れん坊将軍なんかより、現実世界が面白いもん。素敵な時代だ。
まあ、そんな感じでこの映画は映画館行かなくて良かった。あやうく後悔するところでした。あと中途半端に死ななくてもイイ人が死ぬのも嫌い。たかがアクション映画なら、悪人だけ無残に死ねばいいのに、善人を殺すのは不快。しかもこの手の王道のように、前半で殺されて敵討ちならまだ、許せるが、中盤から後半にかけて死んでも意味無いし…。娯楽作品としては、個人的な希望としては、悪役が全部虐殺されるのがいいな。ランボーとか。どうもストレスが溜る映画でした。
う~ん、不完全燃焼。悪い奴がやられる所、みた~い!!(オイオイ)
ちょっとだけ粗筋。タイの農村で人びとに崇められている仏像の頭部が盗まれた。それを取り戻す為、僧侶からムエタイの指導を受けたいた若者がバンコクへ向かう。そこにいたのは、骨董的仏像を盗難・売買する組織が待ち受けていた…。
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