そうだねぇ~、読んでみたんだけど…あまり面白くない。つ~か全然面白くない。出てくる内容がやたらと人名が多く、そこからどのようにして天才に普遍の法則性なり、規則性なりが導かれてくるのかが、読んでいてもどうも納得がいかない?
大変有名な本であり、画時代的な名著であるはずなのだが…私が理解できないだけのかもしれないのでなんともいえないが、ちっとも感動しないし、何が言いたいのかが不明。クレチェマーの「天才人」とかの方は、以前読んだ時は目からうろこと思うぐらい、感銘を受けたものなのだが…。どうようなものを期待すると痛い目にあうかもしれない。
クレチェマーは結構、若い頃のバイブル的な存在だったんだけどなあ~私にとっては。その後もいろんなことを考える時に、価値判断の基本の一つだったんだけど…。それにマキャベリの君主論をスパイスに振りかけると、若き先鋭主義者である私が出来上がるのだが(苦笑)。
とにかく、この本からは私は何物をも得られなかった。高い金出して買って失敗したなあ~。誰か買値で引き取ってくれないかなあ~、悲しい。
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