書誌学の専門家ということで、それらしい片鱗はあるものの、論旨は不明確で適当に書き連ねているだけだし、説明が酷過ぎる。何がいいたいのか、一番大切なものが理解できない。
他の学者の批判がしたいだけなのか? 愚痴が言いたいだけなのか? 文章が稚拙過ぎる。本文に関係の無い引用や比喩ばかりに力が入って肝心な部分がスカスカ。更にもっともらしい定義をしたりする場面があるが(例えば、『憲法』とか)、語源的にどうかは知らないが、法律学の定義としては完全に間違っているはず。 この人、こんなんで賞をとっているのが理解できない。自分の専門の視野でしか物事の見えてない(本質的に)『頭の悪い』人にしか思えません。
二流の売文家にいそうなタイプだと思いつつ、読んだ。この人が書いた論文は、死んでも読みたいと思わないなあ~。本書だけで判断して申し訳ないが、二度とこの人の文章は読みたくないです。
勿論、聖徳太子についての説明は、もうどうでもいいです。こんな説明で本書をいくら読んでも関係無いです。時間の無駄。別なまともな本を読み直しますから。従って、いつもは可能な限りメモする目次も書きません。
私だけかと思ったら、やっぱり心ある人はみんな思ってるんだね。amazonのレビューで酷評されてますが、イチイチ同感です。これでお金をとったら詐欺ですよ。
宣伝文句に
「~実在論を完膚なきまでに粉砕した衝撃の一冊。」とコピーが書かれているが、「自らの手で学者としての存在意義を完膚なきまでに粉砕した衝撃の一冊。」ではないだろうか?
本書だけは絶対に手にしてはいけない一冊です!!
勿論、編集者の良識を疑う。タレント本やトンデモ本の方が(エンターテイメントに徹している分)はるかに良心的でしょう。
聖徳太子はいなかった(amazonリンク)
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