基本的に全て知っていた知識であり、実際に仕事やプライベートでも使っている事ばかりであったが、本書を読むことで改めて視覚的・明示的に認識できたのは大変有益だった。
無意識に行っていたやり方が、本書を読んで再認識された意義は高い! 気付かされることが多く、本書のやり方を踏まえてどうすれば、もっと効率良くなるか、更に改善していく道筋を確信できたのは幸運でした(ニコニコ)。
基本は第1章から3章まで。この3章分読めば、普段の作業で無意識にやっていたことやそれなりに意識していたものの、その効用を漠然としか感じられなかったことを再認識できます。
即ち、これらを斜め読みするだけで種々の作業効率はアップするでしょう!
残りのものはおまけで、分類したものをより生かす方法や応用したもので、本質的な『分類』に関する内容は前章までで終わっている。
全部を通して読んでも1時間以内に読了。早い人なら、30分でポイントを押さえられます。本書読むのに、1時間以上かかる人は、ちょっと効率性で問題有り。逆にそういう人だと本書のハウツーは生かせないと思うので、読まないほうが無難かもしれません。
たまに誤解している人がいますが、効率性を求めてハウツー(ノウハウ)本を読む人のうち、実際に効率性が向上するタイプの人は、この手の本を素早く読み飛ばせるタイプ。じっくり読んでしまって、考え込むなら、読まない方が時間の節約になります。
以下、本書で有益なポイント列挙
1)分類は適宜見直しが必要で、見直すことで新しい発想が生まれる
2)分類目的の明確化とそれに役立つ範囲での分類基準の設定
3)二分割+分類できないもの
4)分類による単純化と明確化の効用
・・・等々。
人によって、有益なポイントは変わるし、本書内で列挙されているポイントははるかに多いが、30分でそこそこ使える本だと思う。後は、どれだけ実行できるかだけの問題。
【目次】分類する技術が仕事を変える!(amazonリンク)
第1章 分類上手は“仕事上手”
第2章 これが分類の“黄金則”だ
第3章 仕事や勉強に活かせる分類術
第4章 分類したものを上手に整理するコツ
第5章 分類術の一歩進んだ活用法
第6章 分類の身近な事例に学ぶ
第7章 「知の分類」の歴史はヒトが歩んできた道