
先日、買ったステンドグラスの絵解き本と同一の著者による本です。本と言っても文章はほとんどなく、もうこれでもか、これでもかというくらい大きな写真によるステンドグラスばかりの本です。個人的にはもうちょっと説明も欲しかったんですけど、そもそもこの出版の企画は、著者が個人的に有する古い教会のステンドグラス写真をたくさん紹介したかったんだと思います。タイトルも巷にあふれていてあまり特色の無い通常のステンドグラスとは、ちょっと違うぞ!っていうぐらいの意味合いかと?

これは完全に写真集とか画集とかですね。とにかく歴史のある美しいもの、且つ宗教画をテーマにしたステンドグラスを見たいというなら、間違いないでしょう。私的には、前回の素晴らしい作品集を見てるので、あれよりは少し落ちるかなあ~と思いますが、持っていて悪くない一冊です。

ただ、またしてもこれも絶版なのですが…。古書市で探したけど、あまり出回っていないようです。

しかし、ステンドグラスも奥深いものです。知れば知るほど、神の世界を具現化するその素晴らしさには驚愕するばかり。色により光の伸縮性みたいなものが異なってくるそうですが、それを踏まえて、教会の西側に位置する薔薇窓と南側に位置する薔薇窓で基調となる色を変えてあるなんて! 先ほど読んだシャルトル大聖堂の本にその辺のことが詳しく書かれていましたが、そういったことを踏まえてこの本を読むと、より一層楽しく眺めることができます。
読むというよりは、眺める絵本みたいなものでしょうか。だてに「貧者の聖書」じゃありませんね。
ステンドグラスによる聖書物語―志田政人写真集(amazonリンク)
関連ブログ
「ステンドグラスの絵解き」志田政人 日貿出版社
「シャルトル大聖堂」馬杉宗夫 八坂書房
シャルトル大聖堂 ~パリ(7月5日)~
またしても、絶版本のご紹介ありがとうございます。(笑)これは、「ステンドグラスの絵解き―フランス」の方を買えというお告げでしょうか。画集など本当に絶版になっているものが多く、とても、残念です。
何だか、僕も絶版画集に紹介がしたくなってきました。(笑)さて、どうなることでしょうか。
とは言いつつ、自分が絶版画集を紹介されたら、欲しくて困るかも? 自分勝手なものです。でも、ずっとクリヴェッリ探してますが見つかりません(涙)。縁がないのでしょうか? 気長に今も探しております。人気は高いと思うのですが…。復刊ドット.コムにでも依頼しようかな。
Lapisさんは絶版画集。
Seedsbookは日本語で出ていないドイツの画集でも紹介しますか?
(それしか出来ませんけれど。。。)
今度日本に行ったらAlice-roomさんの家に忍びのものを放って抜き取ってこようか。。。と。
とりあえずシャルトルの本は買うつもりで頑張ります。
それはそうと、実際の所、シャルトル大聖堂は世界遺産ですし、ゴシックの名だたる名建築ですから、きっとドイツ語でもたくさんの本があるんじゃないですか? フランス語だともっとたくさんありそうですけど。
ただ、言葉の問題は別にして私のような素人が読んで理解できるレベルでいて、ちょっと専門的というのは探すのが大変かもしれませんね。もっと一般的か、専門的なものはあるんでしょうが、微妙に詳しいのは。
実は先週、ヤフーオークションで売っていたのですが…。知っていれば落札して海外発送しても良かったのですけど。すみません、もう後の祭りですね。今度、どっかで見たら、メールで連絡しますね。あまり期待しないで待っていて下さいね。
ちなみにうちに忍び込んでも本がどこにあるか分からないと思いますよ。抜き取ろうとして本の山に遭難したりして…(ニヤリ)。