2007年10月27日

第48回東京名物・神田古本まつり

10月27日(金)~11月1日(水)の日程で始まった神保町恒例の古書まつりですが、今年は雨で散々です。一応、今日出掛けて行ったのですが、台風だしねぇ~。いつも以上に店頭に本が無く、雨風が強くて歩くのにも一苦労。大敵の水が心配で、おちおち本なんか買えね~ぜ!と言いたいところですが、今回は古書会館に期待して行ってきました。

結果は大正解!

普段ではなかなか見れない洋書が、かなり多数ありました。しかも値段は相当安くなっています。

「ケルズの書」なんか800円です。私が持っているのと比較するとちょっと落ちますが、写っている写真が違うので買おうかとだいぶ悩みました。それと、サザビーズのカタログ。ベリー公の時祷書を持っているあのフランスのシャンティイから出た写本の数々が値段と共に載っている。きちんと製本されていて、実に上質な紙を使って写真も綺麗だし、展覧会で売られている美術カタログよりはるかに上等。それが一冊たったの500円。テーマ毎に分冊になっているけど、全部買ってしまいたくてマジ悩んだもの。

結局、サザビーズのカタログは紙が良すぎるうえにベージが厚くて重さの為に断念!部屋の床が抜ける・・・ああ~どうする???(涙)

それ以上に、今回は台風にも負けずに行っただけの価値ある本をGET!
以前購入した「The Hours of Catherine of Cleves」(カトリーヌ・ド・クレーブの時祷書)を所蔵しているNYのモーガン・ライブラリー展のカタログが売っていたのですよ~。

確か日本語訳の題が書いてあって「14世紀のオランダ彩色写本展」だったかな? しっかりその中に「カトリーヌ・ド・クレーブの時祷書」もあったけど、とにかくたくさんの中世写本がいっぱい載っている。見ていてうっとりしてしまいます。私はしばらくその本を握り締めて、周囲の人なんて無視してずっと頁をめくっていたりする!

出版社は、時祷書の時と同じGeorge Braziller社。ここの出版社に間違いはないですね、ホント! 解説文の頁と写真の頁では、紙質がしっかり変えてあり、実に綺麗で美しい♪ 値段もかなりのものですが、通常の店頭で購入する値段を考えれば、激安です。今、金欠なのですが気がついたら購入しておりました。書物愛は盲目なのです・・・(オイオイ)。

実は、モーガン・ライブラリーのサイト上のショップで売ってたような気がしたのですが、しばらくNYに行く予定無いし、たまにあそこ売り切れで在庫がなくなってる場合もあるので、「ええい、どうとでもなれっ!」って感じで大枚はたいて購入したのですが・・・。

帰宅してさっき、モーガン・ライブラリーのサイトで確認してみたら、別な本で私が買った本は無かった。ということは・・・国内では入手しにくい本かもしれません。やったー!買わなかったら、一生後悔するところでした(マジ)。

台風の中、わざわざ足を運んだ甲斐がありました。本の神様に感謝です! 以前は、この古書祭りで澁澤さんのサイン入り本を400円で見つけたし、ネットでは有り得ない収穫があるんだから、やっぱり地道に足をつかわないといけませんね。うわ~い♪
(但し、本の現物は5千円以上購入すると送料無料なんで、送ってもらった為、明日にならないと届かなかったりする)

かなりご機嫌なので、皆様にも情報提供です。

明日行ける方は古書会館覗いてみることをお薦めします(会期は確か明日まで)。「ケルズの書」やサザビーズのカタログの他、「ベリー公の時祷書」が千円でありました。これもコンパクトながら、そこそこ綺麗でお買い得だと思います。私も財政的な余裕があれば、ここに挙げた本を全部買おうかと思いましたが、同じ本ではないにしろ、既に持ってるので指をくわえて我慢&我慢。

お好きな方、是非、行って買ってきて下さいね。サザビーズの稀稿本が載ったカタログが週刊雑誌2冊の値段なのですから、買っとくべきですよ~。部屋の床が抜けない人なら!

第48回東京名物・神田古本まつり~其の二
翌日も出掛けたので続きはこちら。

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【追記】
・幾つかの洋書を触ってやっと分かったのですが、羊皮紙の装丁の感触が今まで実はよく分かっていなかったりする。最近、いろんな加工をした本があるから、本物の革なのかレザレットなのか、判断できませんでしたが、今回の経験でようやく自信が持てました。

以前、購入したカトリーヌ・ド・クレーブの時祷書はレザレットではなくて革装でいいみたい。その後、買い足した方は違いますけどね。

・カトリーヌ・ド・クレーブの初版は、Netherlands(オランダ)で印刷されていますが、第3版(確か2002年)はChina(中国)なんですよ~。第3版も実物は悪くないのですが、今回初めてそれを知り、中国と分かると有り難みが薄れますねぇ~。一緒に購入してあげたツレが、かなりショックを受けてました。まあ、私は初版と第3版の両方持ってるから、まだマシですが、ちょっと悲しかったりする。

関連サイト
第48回東京名物・神田古本まつり~公式サイト

The Morgan Library & Museum, New York

関連ブログ
「The Hours of Catherine of Cleves」John Plummer George Braziller
「ケルズの書」バーナード ミーハン 創元社
「Les Tres Riches Heures Du Duc De Berry」Jean Dufournet
これ、ベリー公の時祷書。
神田古本まつり 10月29日
「神聖受胎」澁澤龍彦 現代思潮社
posted by alice-room at 19:56| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(1) | 【備忘録B】 | 更新情報をチェックする
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Tracked: 2007-10-27 22:09