2005年09月06日

「江戸入浴百姿」花咲 一男 三樹書房

edo.jpg完全なる資料本ですね。モノクロですが、図版もそこそこ入っています。

当時の入浴、というか銭湯に関する風俗がよく分かります。あと、川柳とかが非常にたくさん引用されていて、その風俗の状況を説明するのにうまく使われています。その洒落たところがなかなか心憎く、言葉遊びの勉強にもなって楽しい反面、あまりにもその引用件数が多く、川柳とかに興味が無い人には正直苦痛で読み難いかも?

う~ん、私の場合は微妙でした。面白いと思うことも多かったけど、そんなにたくさんの川柳をいちいち見てられるかって感じもしました。本書の半ば以降になると、川柳はさらっと目を通すだけで興味を持ったものだけちゃんと見るって感じでした。時には辛かったかも?

内容としては、風呂のいろいろ(据風呂、五右衛門風呂、雁風呂、朝湯、しまい湯等々)、薬湯各種、湯屋の構造や備品(ざくろ口、ぬか袋、毛切り石、ゆぶろぼぼ、行水等々)、銭湯の客、銭湯で働く人々。光明皇后の施行風呂や風呂ふき大根まで、なかなか幅広いです。

基本的に、資料用というか勉強用ですね。ちょっとエロい所もありますが、あまり期待するようなところはありません。でも、きちんとして資料を調べたい向きには役立つ本だと思います。普通の読者諸氏には、どうでしょう? あまり面白いとは言えないかも? 私も購入するだけの価値があったかは微妙。図書館で借りれるなら、それで十分だなあ~。高いし。

江戸入浴百姿(amazonリンク)

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posted by alice-room at 22:04| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 【書評 未分類A】 | 更新情報をチェックする
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