
実際、時間も長いのですがそれがかえって作品のメリハリを無くしてしまっています。結論として、この作品のポイントが分かりません。ダラダラ~っと続き、パラパラと撒き散らされる母との確執や故郷へと戻りたがる兵士達と王との思いの齟齬。どうもねぇ~、面白みに欠ける。
旧来の伝統を破り、アジアの女を妃にし、征服地の各地にアレキサンドリアを作って啓蒙していくその姿は、何を描こうとしていたのでしょうか?製作者の意図が不明だ。部下の造反や支配者としての視点の差異を描こうにもどれも中途半端で失敗してしまっている。結果として、作品的にはその他大勢の一つ、それ以上の評価はできないだろう。
戦闘シーンについても、ちょっとなあ。それ以前に登場人物に感情移入ができない以上、ふ~んで終わってしまうかも? せっかくアリストテレスが家庭教師という点を使いながらも、それ以上の付加価値が付与されず、単なる歴史の教科書のようにイベントの羅列で終わってしまっているのが勿体無い限り。
半分眠りながら、DVDつけている状態で流してみた作品でした。それぐらいのレベルかと思います。ひどくはないけど、面白くもない作品です。
アレキサンダー 通常版(amazonリンク)
当時、オリバー・ストーンが、どうしてこれを撮ったのかが自分には最大のミステリーでした。
ほとんど評判のこと知らなかったので、ちょっと意外でした。あのオリバー・ストーンがって感じですね、ほんと。
ところでアレキサンダーといえばalice-roomさんもコメントしている「モナリザは高脂血症状だった」で取り上げられていますね。アマゾンのレビューではこの本のアレキサンダー顔の傾きの理由の間違いが指摘されていました。映画ではアレキサンダーは首を傾けていましたか?
話は別ですが映画評論家の町山智弘さんは非常に面白いです。毎週火曜日にTBSラジオのストリームという番組で20分ほどコーナーを持っています。このコーナーはポッドキャストで聴けます。是非試してみてください。
>この本のアレキサンダー顔の傾きの理由の間違
>いが指摘されていました。映画ではアレキサン
>ダーは首を傾けていましたか?
いやあ~、全然覚えていないんですよ。すみません、あまりお役に立てなくて。結構、記憶力がない人だったりします私(自慢にもなりません(涙))。
ポッドキャスト、実はこのブログにも設定してあるんですが、表示してないだけなんで今度試してみます。情報有難うございます(笑顔)。